【走】　志賀草津道路　★★★★★　【群馬県草津町～長野県中野市】

国道日本最高所を走る絶景ロード！

　志賀草津道路は群馬県の草津温泉と長野県の中野市間を通る国道292号のことで、かつて有料道路だった名残から｢志賀草津道路｣と言われています。

　群馬県を代表する温泉地である草津温泉と長野県を結ぶ主要道路の1つとして、多くの観光客が訪れる定番道路の1つですが、志賀草津道路のルートは僕がこれまで走った道中の中でも間違いなくトップ10には入る絶景ロードだと思ってます。

　志賀草津道路の道中には日本国道最高地点である渋峠(標高2172m)などの2000m越えの峠がいくつかあります。　特にこの渋峠の最高地点には石碑があり、日本一マニアなライダーは寄り道必須のスポットです【地図】

　峠までの道中はつづら折れの山岳道路。　山を登るに連れて視界も開けてきます。
　志賀高原道路の道中は2000m越えの道でありながらしっかり2車線舗装されていて走りやすく、どこをどう見ても独特な山の景色が広がっているので、まるで外国の山道を走っているかのような異世界の雰囲気を感じながら走れます。

　志賀草津道路周辺には渋温泉や湯釜などの見所もいろいろあります。　志賀高原道路の見所の一つである湯釜なんですが、ここ数年は火山活動活発化の影響により火口見学ができない状況が長く続いています。
　さらに、噴火レベルによっては志賀高原道路の一部が通行止めになっている可能性があるので、もしツーリングで峠越えをする場合は噴火情報や交通情報をチェックしておきましょう。

　渋峠付近ともなると背の高い木々は少なくなっていき、いかにも高原らしい景色に。　標高1000m越えの峠道が多い長野県や群馬県でも、これほど見開けた絶景の中を走れるルートはそうそう無いんじゃないでしょうか。

　ちなみに、渋峠から長野方面へ800ｍほど走った所に渋峠ホテルと言う、群馬･長野県境をまたいだ変わったホテルがあり、これも県境マニアにとっては聖地的なスポットとして近年有名になっています。
　こちらで日本国道最高地点到達証明書が購入できるので、日本一マニアも県境マニアも気軽に立ち寄ることができます。

　とにかく驚かされっぱなしの絶景ロード。
空気が薄いのでキャブ車はちょっと不安がありますが、それでも一度は絶対に走ってみてほしい高原山岳ロードです。