アルプスや白樺湖を望む高原道路
ビーナスラインは茅野市蓼科高原から白樺湖・霧ヶ峰・八島ヶ原湿原・美ヶ原などを通る高原道路ですが、ここでは白樺湖~霧ヶ峰の区間を紹介します。
ビーナスラインの南部にあたる霧ケ峰は標高1500m~1800mにある道路で、道中にはリゾート地として知られる白樺湖や霧ヶ峰高原を通る、ビーナスライン南側を代表するツーリングルートです。
諏訪湖と白樺湖方面を結ぶ県道40号線とビーナスラインを北上して美ヶ原高原に向かう県道194号線の交差点には霧の駅というドライブインがあり、ビーナスライン南部のメイン休憩所となっていましたが長期休業(閉店?)していました。 ただ、ソフトクリームなどの軽食のみ販売していて、駐車場やトイレも引き続き利用可能。
霧の駅に加えて、ちょっとした軽食類が食べられるお店が霧の駅駐車場内にあるので、この辺ではちょっと貴重な休憩ポイントとなっていることには変わりないです。
標高をグングン上げて霧ケ峰に来たので結構寒く、ここのきのこ汁(確か300円くらい)はそんな冷えた体を暖めるためのマストアイテムかと。
霧の駅の南側は一面草原の景色となっていて、散策路もあって景色を堪能することができます。
ビーナスラインの道中は意外とこういう風に草原内を歩いて散策するスポットは少ないので、霧の駅にバイクを停めてしばらく散策してみるのもいいかもしれません。
道中から見る白樺湖 白樺湖は標高1416mにある面積36haの湖で、元々農業用水用の人工ため池でした。
今では白樺湖を中心として観光開発が進んでいて周辺にはホテルや旅館にゴルフ場や遊園地まであって、ビーナスラインエリアでは一番規模の大きいリゾート地です。
道中の前半はそんな白樺湖と蓼科高原の山々を一緒に見下ろしながらの走りが楽しめます。
それから先はずっと木の少ない草原だらけの山々の中腹を走っていきます。 どことなく阿蘇の外輪山を走ってるような、高原道路の中を緩やかなカーブの続く道中は本当に快適です。
こんな道を走りたいからバイクで乗ってるんだと実感させられる道。
霧ヶ峰区間には数kmおきに展望駐車場や休憩場が点在していて、結構立ち止まりスポットが多めです。 その内一つの休憩場から眺める白樺湖と蓼科高原。
道中からは他にも南アルプスや中央アルプス、さらに天気がよければ富士山も見られるそう。 2000m前後の山々を全面に眺められるのは山に囲まれた長野らしい景色です。
諏訪方面からビーナスラインを北上するとなると、この霧ヶ峰~白樺湖区間は中々通り辛いんですが、この区間も八島ヶ原湿原~美ヶ原に負けないくらい景色の開けた道なので、道中通らないルートだとしてもわざわざ寄り道しても価値がある道です。
◆ ビーナスライン霧ヶ峰 (蓼科~霧ヶ峰区間) ◆