情緒満載。長い一本道の宿場町
「奈良井は、戦国時代に竹田氏の定めた宿駅となっており、集落の成立はさらに古いと考えられる。 慶長7年(1602)江戸幕府によって伝馬制度が設けられて中山道六十七宿が定められ、奈良井宿もその宿場の一つとなった。
選定地区は中山道沿いに南北約1km、東西約200mの範囲で南北両端に神社があり、町並みの背後の山裾に五つの寺院が配され、街道に沿って南側から上町、中町、下町の三町に分かれ、中町に本陣、脇本陣、問屋などが置かれていた。
奈良井宿は、中山道最大の難所といわれた鳥居峠をひかえ、峠越えにそなえて宿をとる旅人が多く「奈良井千軒」とよばれるほどの賑わいをみせた。 現在も宿場当時の姿を良く残した建物が街道の両側に立ち並んでいる。
建物の大部分は中二階建てで、低い二階の全面を張り出して縁とし、勾配の緩い屋根をかけて深い軒を出している。 屋根は石置き屋根であったが、今日はほとんど鉄板葺きである。二階正面に袖壁をもつものもあり、変化のある町並みを構成している。」(現地観光案内版より)
とのことで、奈良井宿は中山道34番目の宿場町で今も多くの建物が残されている貴重なエリアです。
この道の駅の駐車場は「木曽の大橋」がある国道19号沿いと、国道19号の「奈良井宿」交差点を曲がった先の2か所があります。
アクセス的には国道19号沿いの方が見つけやすいのですが、そちらは駐車場とトイレのみの簡素な設備となっていて、メインは奈良井宿交差点を曲がった先にある道の駅となります。
奈良井宿に立ち寄るつもりなら最初から奈良井宿交差点の先の道の駅駐車場を利用し、もし混雑気味だったら「木曽の大橋」がある方の道の駅駐車場を利用しましょう。 「木曽の大橋」からでも奈良井宿まで徒歩10分程度です。
道の駅にバイクを停めたら、JR中央本線の下を潜って奈良井宿へ入ります。
本当に江戸時代にタイムスリップしたかのような侘びさびのある町並みで、個人的に奈良井宿の町並みがかなり好きです。 今まで見てきた宿場町の中でも一番好きかも。
お店を閉め始めて観光客が少なくなった時間帯に行ったのも良かったかも。
ダラダラと続く国道19号のごく近場でこんな立派な宿場町があるとは思ってなかったので本当に感動しました。
ここも馬籠宿・妻籠宿同様に休日には混みそうですが、早朝や夕方など人の少なさそうな時間帯を狙って行ったほうがいいかも。
※宿場町内は地元民以外車両進入禁止
料金:散策無料
バイク駐輪場:無料~200円,四輪と共用
・上記案内の奈良井駅裏側に道の駅の無料駐車場あり。徒歩2分。19号沿い【地図】
・国道19号沿い「奈良井木曽の大橋」手前にも道の駅無料駐車場あり。徒歩約10分【地図】
・奈良井宿南側には有料駐車場(二輪200円/日)もあり【地図】
見学時間:自由。資料館等は9:00~17:00頃、詳しくは下記HPを参照
HP:奈良井宿観光協会
所要時間:約60分
【訪問時期:2014年4月/最終更新:2021年8月】
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