【走/撮】　房総フラワーライン・洲崎灯台・洲崎神社　★★★　【館山市】

房総半島南端のちょっとしたツーリングコース

　房総フラワーラインは房総半島南端付近の海岸線、チーバ君で言う足のくるぶしからアキレス腱らへんまでの区間を指す道で、全線を通して東京湾から太平洋にかけての大海原を見ながら走れるシーサイドラインとなっています。

　中でも上写真の赤線区間は日本の道100選に選ばれている区間でして、チーバ君のつま先らへんの位置には洲崎灯台と洲崎神社というちょっとした観光地もあります。　今回はそんなチーバ君のつま先らへんをメインに紹介していきます。

　フラワーラインはその名の通り1月から初夏にかけて菜の花を中心とした花が道路の両側に広々と咲くそうですが･･･　　｢日本の道100選｣の区間を走っても、小さな花壇に申し訳程度に咲いてるだけでイメージしてたフラワーロードとは全然違いました。
　所詮こんなものなのか、4月上旬は花のシーズンではなかったのか、車道からは花が見えないのかわかりませんがちょいガッカリ･･･

　気を取り直して房総フラワーラインを走っていると、道中に道の駅「南房パラダイス」があります。　道の駅というか亜熱帯植物園のアロハガーデンたてやまという植物園と併設されている道の駅という事で、駐車場も施設もかなり広くなっています。

　ですが、「アロハガーデンたてやま」は当然ながら?入場料が必要な施設ですので立ち寄らず。　それでも広めの売店は道の駅エリアにあるので、ちょっと変わったお土産を探すにはいいかもしれません。

　房総フラワーラインを西に走らせると、チーバ君のつま先こと洲崎という突端にたどり着きます。　洲崎には洲崎灯台というちょっとした灯台があり、これが意外にも?定評のある観光地として知られています。

　ちなみに洲崎灯台の入口近くには有料の駐車場が点在していて、バイクでも大体200円前後必要となります。

　が、洲崎灯台から300mほど離れた所に公衆トイレ兼無料駐車場【地図】があり、短時間ならこちらに停めちゃうのも手です。　収容台数は少ないので休日などで満車状態だったら有料駐車場という方法も。

　洲崎灯台まではなだらかな階段を登って3分くらい。

　洲崎灯台。　灯台は大正8年完成の高さ15mとちょっと小さめな灯台。　灯台周辺もちょっとした広場的なのがあるだけなので灯台自体の見ごたえは微妙ですが・・・

　広場から東京湾の入口付近の大海原を観賞できます。　対岸の三浦半島の城ケ島灯台も確認できます。

　特にここからの夕焼けは人気の撮影スポットらしく、規模の割には結構な観光客が訪れます。

　所要時間的にはそこまで滞在する感じじゃないので駐車場代200円払ってまで行きたいかと言われれば微妙なところですが、一度は寄ってみてもいいかな？とは思います。

　さらに、洲崎灯台より1kmほど離れた所に洲崎神社があり、こちらも東京湾を見下ろす神社として有名です。

　鳥居をくぐり随神門まで行くと一直線に伸びる階段が待ち構えています。

　階段の段数はメチャクチャ多い訳でなく、1段1段も低いのですが、洲崎灯台とセットで歩くとなるとさすがにちょっとしんどいかな・・・？

　そんなこんなで拝殿に到着。　古来より漁師や船乗りの安全を守るための神社でして、シンプルな拝殿があるのみの簡素な神社っぽく見えますが・・・

　振り返ってみると大階段が東京湾に向けて一直線に降りて行くような絶景を見下ろすことができます。　ココからの景色がフラワーライン沿いで一番いい景色だったかもしれない。

　ちなみに、洲崎神社の拝殿から階段とは別の散策道を歩いて行くと富士山が見えるという浜鳥居があります。　が、曇っていて富士山は見えず。

　そんな感じでシーサイドを流すのもよし、ちょいちょい寄り道スポットもある房総フラワーラインですので、ちょっと時間をかけて走ってみるのも良いかと思います。