今や行列必至？話題のもつ煮専門店「もつ乃」に行きました【愛川町】

臭みも少なく柔らかいもつ煮が味わえる！

　神奈川県愛川町の中心部らへんには「内陸工業団地」という工場や物流施設などの密集エリアがあり、工業団地の外周沿いには工業団地で働く人向けっぽそうな飲食店が点在しています。

　そんな内陸工業団地沿いに去年の夏頃かな？もつ煮専門店の「もつ乃」がオープンしました。

　愛川町の内陸工業団地という用が無ければあまり通らなそうな場所に(失礼)、それも神奈川では珍しいもつ煮一本勝負のお店ができるとは。

　とはいえ、群馬県で食べたもつ煮の美味しさに感動した僕にとっては朗報でして、去年の8月頃の訪問ですが、「もつ乃」に食べに行きました。

　・・・で、この記事を書いている2023年2月時点ではテレビやYouTube効果もあってか常時１～2時間待ちらしく、行列必至な超話題店として知られています。
　しまった、こんな話題になるならもうちょい多めに立ち寄っておけばよかったな・・・

　まぁオープンしてまだ数か月しか経ってなかった2022年8月のお昼時点では店内にお客さんはまだおらず、スムーズに食事をすることができました。　写真の通り券売機制で、「もつ煮定食(みそorしょうゆ)」または「もつカレー」を基本として、プラスで玉子焼きやごはんorもつ煮大盛り、2種盛りといったオプションも選べるといった感じ。
　玉子焼きがあるものの、ほぼもつ煮一本勝負と言ったメニューでして、店頭にでかでかと「もつ煮込み」とアピールしているだけの事はあるなと。

　食券を店主さん…というか女将さんに食券を渡して、その場で待っているという某讃岐うどんチェーンのようなスタイル。

　玉子焼き単品またはセットの食券を購入した人はここからお好きな玉子焼きをセルフで1つ取っていきます。　関東は甘い玉子焼きが主流ですが、もつ乃では関西風なだし巻き卵も色々種類多く揃えているので、個人的には嬉しいラインナップ！

　もつ煮定食･もつカレーにはみそ汁と漬物が付いていて、漬物は4種類の中から好きなものを1つ選ぶことができます。　みそ汁は女将さんから直接貰います。

　そして今回選んだのがもつ煮込み定食（みそ）玉子焼き付き 1000円。　玉子焼きはシンプルにだし巻き卵をチョイス。
　ちなみに写真は通常サイズですが、ごはん大盛り(150円)にすると大き目の茶碗にマンガ盛りのごとく盛られてデカ盛りと化すので大食いに自信がある人向けでしょうか。

　さて、メインのもつ煮ですが、まずネギがたくさん盛られていて薬味ネギ好きな僕としてはちょいうれしい。

　けど、モツが見えないのでネギをどかしてみると、想像以上にデカめのモツがゴロゴロと入っていました。

　某そばチェーンが最近始めたもつ煮といい、市販のもつ煮のレトルトよりも3倍ほどのデカさでしょうか。　ここまでデカければ海苔ご飯のように、ご飯をモツでくるんで食べるといった食べ方も出来ちゃうんじゃないでしょうか。

　そしてみそ味のもつ煮ですが、味噌もつ煮でありがちなちょっと甘めな味付けではなく、ちゃんとご飯に合うレベルでしょっぱさを感じる味付けとなっていました。　周辺の工場などで働く人向け？なのかは謎ですが、ガツンと野郎飯といった感じで濃いめの味付けとなっていて、個人的には大好きな味の方向性でした。

　ちなみに後日、持ち帰りとして再訪したことがあり(写真は失念)、この時はしょうゆのもつ煮込みを食べてみました。
　味付けの方向性はしょっぱさが強めの味付けで僕的には大好きな味だったんですが、さすがに濃すぎでご飯がいくらあっても足りないレベルでした。
　定食としてご飯をバランスよく消費できるしょっぱさなら、醤油よりも味噌を選んだ方がいいかもしれません。

　わかめと油揚げのシンプルなみそ汁ながらもレトルトでなくちゃんと手作りなのもいいですね。　意外と汁物はレトルトなお店も多いので。

　玉子焼き(単品200円/セット+150円)のだし巻き卵も程よく塩っ気を感じる玉子焼き。　だし巻き玉子と言いうほどふっくらはしてないですが玉子焼きとしては上々かと。

　このレベルのもつ煮込みを食べるには群馬まで行かなければならないかと思ってた所に、これほど美味しいもつ煮込みを味わえるお店ができるなんて。

　しかし訪問時はこの通りほぼガラガラだった「もつ乃」も今では常時20～30人ほど並んでいるほどの人気店となってしまいました。

　また場所柄、車がほぼ必須なのに対して駐車場が極端に少ない(店の横に2台分)ので停める所が圧倒的に不足。　加えて、現状女将さんのワンオペ対応という事もあって回転率の遅さや行列対策、路上駐車対策なども今後心配される点ではないかと思います。
　なのでまた再訪したいところですが、個人的にはほとぼりが冷めるまで見守ろうかなーと思います。
　また食べれるチャンスがあれば未食のもつカレーを食べてみたいと思います。