30分の登山の先にある日本最北の湿原
松山湿原は美深町とオホーツク海の雄武町をつなぐ道道49号線から5㎞ほど離れた所にある湿原で、日本最北の湿原として知られています。
ただ、湿原を見るためには片道30~40分ほど山を登らなければいけない上に、いつ熊が出てきてもおかしくないようなひっそりとした登山道を進まなければいけません。 ツーリングがてらにちょっと寄る感覚であれば相応の時間と体力の余裕が必要です・・・
意を決して散策開始。 登山道は軽装でも行けそうなくらいにしっかりと整備されています。 駐車場から松山湿原まではおよそ900mくらい。
100mおきに湿原までの距離を示した目印があるので、あとどれくらい歩けばいいのかわかりやすいです。
400mほど進んだところでちょっとした展望台を発見
ここからの景色も見晴らしが良かったです。 さっきまでバイクで走っていた道が小さく見える・・・
展望台より先は木の根が張り巡らされたやや急斜面の山道。 登山としては比較的初心者向けだと思いますが、ツーリングスポットとしてはかなりハード(笑)
小休憩を挟みつつゆっくりと登っていくと、ついに木道が出てきてゴールが近づいてきます。
ついに松山湿原に到着!
松山湿原は標高797mの山頂にある高層湿原で、ハイマツやアカエゾマツや数十種類の高原植物に囲まれています。 また、湿原内には3つの沼があって、沼を見学する形で一周約1.2㎞の木道が敷かれています。
さっきまでのうっそうとした登山道とは一変、急に開放的になった湿原を歩いていきます。
湿原内の沼の1つのえぞ松沼
こちらはつつじ沼 他にもいろいろな高山植物がありましたが詳しくないのでスルーしてしまいました・・・
結局僕がバイクを降りて登山して、下山してまたバイクをまたがるまでの間にすれ違った人は誰1人居ませんでした(笑) まさに秘境と言っていいくらいマイナーな観光地だと思います。
それだけにいつ熊が出てきてもおかしくないような雰囲気の中歩くのは少々勇気が必要?ですが、それなりの覚悟があれば散策してみると素晴らしい景色に出会えます。
案内:道道49号線から松山湿原に向かう道路に入り約5㎞走行。道道沿いに松山市湿原への案内板あり。
登山道約900m(30~40分)、湿原内の木道約1.2㎞(約30分)
料金:無料
バイク駐輪場:登山道入り口より100m手前に駐車場あり。無料/四輪と共用
見学時間:自由
所要時間:約120~150分
HP:美深町観光協会/松山湿原
【訪問時期:2017年9月/情報更新日:2018年7月】