台湾の駅弁はスペアリブ入り!安くてウマい!
台湾旅行も2日目となり、本日は高雄から台北へ戻って台北市内の散策となります。
ホテルをチェックアウトして美麗島駅からMRTで台湾新幹線の高雄市内停車駅「新左営駅」まで戻ってきました。
…実はチェックアウト前の早朝から高雄市内の大型スーパーでお土産探しをしていたためにお昼ちょい前くらいの時間になってしまいましたが、いまだこれといった食事はしてませんでした。
まぁ大型スーパーの総菜やそこらの飲食店で食べても良かったんですが、なるはやで新幹線に乗りたかったというのと、どうやら台湾の駅弁と言うのがかなり有名らしいとの事で、今回は台湾の駅弁と言うのを買って新幹線車内で食べながら移動することにしました。 左営駅は台湾新幹線の「高鉄左営駅」と在来線である台鉄の「高鉄左営駅」が合体したような駅舎となっていて、コンコースを通じて台湾新幹線改札と在来線の台鉄改札を行き来できる構造となっています(台鉄の「左営駅」は「高鉄左営駅」の1つ隣の駅)。
で、今回は台湾新幹線改札のすぐ横、雰囲気ある外観の「台鐵便當本舗」で駅弁を買いました。
改札の横と言うか改札内と改札外にまたがっている構造なので、改札に入らずともor改札を通った後でも買うことができます。
こちらは改札外側の店舗外観。 店舗上部に台鉄のマークがあるように駅弁の製造・販売自体も台鉄が運営している駅弁屋さんでございます。
左営駅には他にも台鉄改札側にも台鉄が運営している駅弁屋さんがある他に、駅弁らしき弁当を販売している民間のテイクアウト店もチラホラありましたが、まずは歴史がある「台鉄の駅弁」とやらを味わってみたいのでこちらで購入することに。
価格帯は安くて60元、高くても100元程度でしていずれも300~500円未満で駅弁を買えてしまうというのは、日本の駅弁と比べると破格の安さでは。 日本の駅弁だと1000円はゆうに超えてしまいまして、下手な弁当やとかコンビニ弁当よりも1ランク高いからねー。
ただ、お弁当のバリエーションはほぼワンパターン化されていまして、基本的に豚のスペアリブ(排骨)が乗っかった丼ぶりスタイルの弁当ばかりでして、+αで他の具材が入っているか、もしくは豚の代わりに鶏や魚になってるとかで若干値段が変わるといった感じ。
これが台湾の駅弁の特徴でして、日本の駅弁のようなご当地食材をふんだんに使ったバリエーション豊かな駅弁をイメージしてると見事に茶色一色な駅弁群にちょっと面喰います。
とりあえず駅弁を買って、新幹線に乗り込みます(すんません、写真は初日撮影の使い回しです…)
シーズン時やタイミングによるけども、左営駅は始発駅なのでわざわざ行列必至な窓口で指定席を取らずとも自由席に座れるチャンスが大いにあります。 特に一人旅ならなおさらですね。
無事に台湾新幹線の自由席に乗り込んで、さっそく台湾の駅弁「精緻排骨便當」80元を頂きます。
ちなみにドリンクはコンビニかスーパーで買った無糖ウーロン茶で確か20~25元くらいだったかな? 台湾のペットボトルお茶は基本的に砂糖入りで甘いので、無糖のお茶が欲しいなら「無糖」や「日式」とあるものや、原材料に「蔗糖」が無いものを買いましょう。
あともういっこちなみに、台湾のMRTの車内や駅構内などは飲食禁止、ガムや飴や飲み物さえも現金で罰金が科されるというのは有名な話なんですが、台湾新幹線や在来線の台鉄などは飲食OKなので気兼ねなく車内で食べることができます。 で、精緻排骨便當は最安値60元の「経済排骨便當」にちょいと具材を追加した感じの弁当でして、メインは豚のスペアリブ(排骨)が乗っかっているポピュラーな台湾駅弁。
排骨の下には謎のはんぺん天のようなものと味のしみ込んだ豆腐に高菜のような刻まれた青菜が敷き詰められていて、丼スタイルなのに具沢山!
味付けは台湾らしく?全体的にやや甘めの味付けなんですが、排骨は旨味もしっかりあってジューシーですし、他の付け合わせ類もちゃんとご飯のお供になるくらいの甘しょっぱさがあって普通に美味しく平らげました。
日本の駅弁で骨付きの肉の塊がドーンと乗っかっているのはそうそう無いような光景でして、日本の駅弁文化に似つつも台湾独自の発展を遂げた駅弁の姿を味わうというのも、旅をしてみないとわからないとこですよねー。
という訳で台湾の駅弁もれっきとした台湾グルメの1つとして、あまり食事に時間をかけられない状況になったらなおさらオススメでございます。
・台鉄側にも同じく台鐵便當あり
料金:いずれも60元~100元くらい
営業時間:10:00~19:00
定休日:年中無休
【訪問時期:2023年3月/最終更新:2023年8月】
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