台北最大の夜市「士林夜市」をぶらり散策&カエルマークの謎ドリンク屋台

夜市散策の鉄板名所「士林夜市」はとにかく広い！

　士林夜市は台北最大の夜市としてメチャ有名でして、台湾観光するならまず耳にする観光夜市でございます。
　今回は士林夜市に出向く前に別の夜市で腹ごしらえした都合、ちょい遅い時間からの散策だったんですが、それでも人、人、人で歩くのもちょっと大変なくらい賑わっていました。

　って訳でさほどお腹が空いてるわけではないので気になってたドリンク屋台に行きつつ、士林夜市をぶらり散歩と行きます。
　士林夜市へ行くにはMRTかバスがメインとなりますが、MRTで行く場合は士林駅が最寄り駅ではなく1つ台北寄りの駅「剣澤駅」の方が断然近いので注意。　剣澤駅を出てすぐ目の前の交差点を渡ったら士林夜市エリアとなります。

　さすがに台北最大の夜市なだけあって、縦横無尽に通っている路地のあちこちに屋台や露店、半露店風な飲食店などが所せましに密集していまして、どこを歩いても美味しそうなものが売っています。

　街の造りとしては上野のアメ横そっくりでして、アメ横にプラスして露店系の屋台がメチャクチャ並んでるって感じでしょうか。

士林夜市のメインアーケード内は1階はゲーム、地下にフードコートあり

　いろんな台湾の名物が並んでいるので、色々ありすぎてどれを食べたらいいのかわからない状態になっちゃいますね(笑)　そんな人の為に(?)士林夜市のメインとなる大型の屋内施設があるんですが、こちらの地下1階に大規模な屋台風のフードコート【地図】が入っています。

　とりあえずここに行っとけば大体の台湾名物が食べれちゃうという便利なフードコート。　日本語訳もしっかりあって注文しやすいのも利点ですね。

　この施設の1階部分はゲーム屋台がメインでして、風船ダーツやピンボールなどなどいろいろなジャンルのゲームがひしめき合っているので、夜遊びキッズにはたまらないかも。

　ただ、景品はほとんどぬいぐるみなのでゲットしてもタダのお荷物になる可能性大…。　ゲームが楽しそうでも景品が微妙なのでちょっとやるのも躊躇しちゃいますね。

「大人も楽しめる輪投げ」がスケールすごすぎた

　個人的に面白そうと思ったのが輪投げのお店。　まずスケールが日本の輪投げ屋台とは比べ物にならないくらいデカくて圧倒。
　こちらのお店はおもちゃメインの輪投げと飲料系メインの輪投げの2つの棚があるので大人でも楽しめる！

　こちらは別の輪投げ店でして、こちらはさらに大規模。
　料金は100本で100元とメチャ安なのか日本の輪投げ屋台がボッタクリなのか、とにかく太っ腹価格。　ただまぁちょっと輪っかが小さい気もしますが…

　棚の奥の方にはなんと、ビールやワインやウイスキーなどのお酒もありました。　かなーりムズそうですが、これなら大人もヤル気になりますね！

ガイドブックなどでおなじみの有名店もチラホラあり

　あとは今回は食べなかったんですが、大鶏排(ダージーパイ)の名店「豪大大鶏排」【地図】は必食。　顔ほどデカい台湾風フライドチキンでして、常に行列ができています。
　ただ一人旅だとこれ1つ食べた時点でお腹いっぱいになりそうなのが…って訳でカップルやグループ向けのグルメかもですね。

　同じく行列のできる名店の「燒烤杏鮑菇」【地図】でして、こちらは焼きエリンギのお店。

　エリンギが日本では見たことないくらい巨大なエリンギでして、台湾のスーパーの青果コーナーで普通に売ってたりしてます。
　たしかにこんなデカいエリンギを焼き上げたヤツなら美味しい気がしますが、所詮は焼きエリンギなのでわざわざ台湾で食べなくても…って思ってしまい、いまだ食指が動かず。
　にしてもこれほど行列ができるのが不思議なんですよねー

士林夜市の「ボッタクリフルーツ店」はコロナ中に全滅

　あとコロナ前までに一度は士林夜市に来た人なら知ってるかもですが、士林夜市の切り売りフルーツ屋台はボッタクリとして有名でして、ちょっと試食のつもりがあれよあれよとフルーツを切って渡されて数千円取られる…なんてよくありました。　が、どうやらコロナ中にボッタクリフルーツ店は全滅してまして、以前は通りビッシリあったフルーツ店は廃墟通りと化しています。　や、ボッタクリ店どころかフルーツ店自体見かけませんでしたね。

　なんなんでしょう、やはり外国人くらいにしか騙されないからコロナ中は稼ぎにならなくて閉店しちゃったんでしょうか。
　しかしコロナ明けのこれからはまた湧いて出てくるかもなので士林夜市のフルーツ店を見かけたらまず要注意ですね。

謎のカエルマークのドリンク屋台「王記青蛙下蛋」に行きました。

　さて、ようやく今回のメインなんですが、前回･前前回の訪問時からずーっと気になっていたのがこちらのカエルのマークの謎ドリンク屋台の「王記青蛙下蛋」でございます。
　台湾にありがちなカワイイ感じなカエルキャラでもなくイヤにリアルなカエルマークでして、カエルからイメージするドリンクって…まさかタピオカ？

　って思って今回念願の初購入してみました。　で、一応はタピオカ系ドリンクもあるっぽいですが、メインは「愛玉」と言う台湾独特のゼリーのようなものを入れたドリンクらしいです。

　「粉圓」はタピオカで「鮮奶」はミルクらしく、店員のお兄さんに身振り手振りでオススメを聞いて注文。

　愛玉檸檬 45元。　先ほどのゼリーのような愛玉とレモンジュースを入れたドリンク。　サイズは1種類のみで台湾のドリンクスタンド的なとこのMサイズよりも少し小さめでしょうか。

　そもそも愛玉自体に味は無いそうですが、 見る限りレモンに漬けて味付けしてあるんでしょうか。　ゼリー自体に濃いめのレモン味が付いていて非常にさっぱりとしたレモンジュースになっていました。

　愛玉も弾力のあるゼリーのような、でもタピオカほどモチモチという訳ではないような不思議な噛み応えのあるゼリーでしてこれは一度飲んでみないとわからない食感ですね。
　夏の暑い時期とか屋台で脂っこいものを食べた後に飲む1杯としては最高かもですね。