台中のSNS映え超有名店「宮原眼科」
台湾滞在最終日の3日目ですが、台北でやることはひとまず終わってしまったのと、せっかくの「台湾新幹線3日間乗り放題パスポート」もあることなので、台中まで日帰り散策をすることにしました。
本当は台中に行く予定は無かったのであまり下調べとかはしてなく、とりあえずスマホでポチポチして出てきた「宮原眼科」と台中の市場内にあるルーローハンの有名店に行ってみたいと思います。 そんな訳でサクッと高鉄台中駅まで到着。 高鉄台中駅はすべての新幹線が停まるので台北駅から高鉄台中駅までは最速列車で約45分。
最速列車の場合、台北駅のすぐ近くの板橋駅に停車後は台中まで直行、逆に高雄(左営駅)からだと次の駅が台中となるので南北どちらからでも行きやすいのがメリットです。
ただ、高鉄台中駅は市内の外れに位置しているため周囲に何もないので、中心部の「台中駅」までは台鉄(在来線)で移動します。
高鉄台中駅に併設する形で台鉄の駅があるので駅舎から出ることなく乗り換えが可能ではありますが、台鉄(在来線)側の駅名は「高鉄台中駅」ではなく「新烏日駅(シンウーリー)」という駅名となっています。 まぁ新烏日駅→台中駅は簡単ですが逆に高鉄台中駅へ戻る際は「新烏日駅で降りる」と意識しないとうっかり乗り過ごしてしまいます。
なんか新烏日駅が新幹線乗換駅と言われてもピンとこないし現地の案内も少なかったのでわかりにくいかもですねー。 台鉄側も高鉄台中駅で統一してくれればわかりやすいんですが。
ついでに切符の券売機も「高鉄台中駅」というボタンが無かったのでどこまでの切符を買えばいいのかわからず。 まぁ悠遊カードで乗ればいいんですが、乗換駅の駅名だけは覚えておきましょう。
そんなこんなで高鉄台中(新烏日)駅から10分ほどで台鉄の台中駅に到着。 台湾のメインターミナルはマジでどこも解放感ありまくりな巨大ターミナルで好き。
台中駅からお目当ての宮原眼科までは徒歩5分程度なので、ちょっとした台中滞在でも行きやすいのがいいですね。 とりあえずGoogleナビに従って歩いて行きます。
ほどなくして宮原眼科に到着。
そもそも宮原眼科とは台湾がまだ日本統治時代だった1927年に日本人の宮原武熊氏が開設した眼科医院。 当時としては台中市内最大規模を誇る病院でした。
宮原氏が日本に帰国後の1945年に中華民国が接収、しばらくは病院として運営されていましたがのちに移転の為、しばらく廃墟状態が続いていました。
その後2010年にパイナップルケーキの有名店「日出グループ」が建物を取得してフルリノベーションしたのが現在の「宮原眼科」というお店となります。
そんな訳で現在は眼科や病院ではなく、パイナップルケーキやジェラートが有名なお店でして、同時に当時のレトロさを生かしつつハイカラな内装がSNS映えするとして、台中観光では鉄板の名所となっています。
たしかにどこを撮っても絵になるような内装でして、これはただ館内見学する感じで行っても見ごたえ抜群。
個人的に地味ーにオススメしたいのがおトイレでして、宮原眼科はトイレも手を抜かずにリノベーションされていてオシャレで使いやすいトイレでございました。
外国でキレイなトイレって探すの難しいってのもあるので、これほど綺麗なトイレは旅行中はありがたいものです。
台中では超有名なパイナップルケーキの会社が運営しているのでパイナップルケーキがメインですが、他にも台湾茶やチョコレートやクッキーやケーキ類などカフェ的な要素のお菓子やお茶類など様々なものが売っていました。
板チョコもドライフルーツらしきものが入ってたりと、いい年こいたライダーが買うにはレベル高そうなお土産がズラリ。
ただ、どれもお土産としてはややお高めなのが多いので、学校や会社のバラマキ土産と言うよりは大切な人向けのお土産を買うにはちょうどいい価格帯かと思います。
かく言うワタクシはすでに他の所でパイナップルケーキをいくつも買ってしまったので台湾茶を購入しました。 確か小さいサイズで300元だったかな?
お茶缶も外箱もおしゃれレトロっぽいしお値段も比較的お手頃だったので、これならちょっとしたお土産にいいかも。
あと店舗外側にあるジェラートも超有名なんですが、こちらも1人で食べるには量が多い(あとなんかちょっと恥ずかしい)ので今回は遠慮しました。 うーん、一人旅は気楽でいいんですが食べ物をシェアできないというのが今回痛感しました…
ただ宮原眼科の建物と言うか、日本統治時代の独特な建築美を眺めたりするだけでも台中に来た甲斐はあったかと思います。 台中駅からも楽に来れるのでやはり外せない名所ですね。
・台鉄「台北駅」より徒歩約5分
料金:入店(見学)無料/パイナップルケーキ6個入り450元くらい
営業時間:10:00~21:00
定休日:年中無休
HP:宮原眼科(中国語)
【訪問時期:2023年3月/最終更新:2023年9月】
★Googleマップで【宮原眼科】を見る★