渋谷駅周辺の”無料で入れる展望台”一覧【全5か所】

スクランブル交差点や工事中の渋谷駅を眼下に見渡せる展望台多数！

　ここ数年は高層ビル開業ラッシュ真っ只中にある渋谷。　ついン十年前までは渋谷で高層ビルと言うイメージすら無かったはずなんですが、今では高さ150～200m前後の高層ビルがニョキニョキと作られていて、街が大きく変わろうとしています。

　そんな高層ビル群の中でもでもおそらく一番賑わっているビル「渋谷スクランブルスクエア」の最上階と屋上には渋谷スカイという立派な展望施設があるんですが、入場料は2200～2500円とかなりの出費となります。

　いやいやいや、ちょっと渋谷を見下ろすためにそんなお金は出せない…というワタクシみたいな方の為に、渋谷駅から徒歩圏内にある「誰でも無料で行ける展望台」を探してきました。

【渋谷フクラス17階屋上庭園「シブニワ」】再開発中の渋谷駅を眼下にスクランブル交差点もチラリ

　まずは渋谷駅西口から歩道橋で直結している商業ビル「渋谷フクラス」の17階屋上にある「シブニワ」という屋上庭園を目指します。
　「渋谷フクラス」は2019年に旧･東急プラザの建て替えとして開業。　低層階には新しくなった東急プラザが再入店して、高層階はオフィスビルとなっています。

　そんな渋谷フクラスの17階屋上には「シブニワ」という誰でも無料で利用できる屋上庭園が解放されています。
　とりあえず18階まで直通しているエレベーターに乗って17階へ。　ちなみに屋上庭園と言えど最上階は18階となっていて、18階はレストラン利用者に限られてしまうので17階「シブニワ」のマークを目印に向かいましょう。

　17階もカフェ的なレストランがありますが、「シブニワ」自体は誰でも利用できるので外へ出てみます。
　渋谷フクラス(東急プラザ)17階「シブニワ」。　屋上庭園と言うには少々庭園らしくなく、普通に屋上展望台と言った感じ。

　以前はそこそこ広いスペースで見学できたんですが、現在は17階のレストラン専用のエリアが増えていまして、先ほどの画像に写っていたソファ席やスクランブル交差点側の展望エリアは利用できなくなっています。

　スクランブル交差点側は厳密にはレストランの店員さんに声を掛けて、予約席を利用する予定が無い場合に限り利用可能だそうですが、コミュ障なワタクシにとっては高いハードル…？(笑)

　まぁそれでも予約席の手前ギリギリで見てみると、スクランブル交差点が何とか見えるっちゃ見えました。

　そして正面には再開発真っただ中な渋谷駅の工事の様子を眼下に眺めたり…

　新宿方面の高層ビル群もしっかりと見ることができました。

　見渡せる範囲としてはスクランブル交差点～渋谷駅～スクランブルスクエア～渋谷サクラステージくらいまでで、ちょっと周りの高層ビルの圧があるものの、スクランブル交差点周辺は渋谷らしい姿を見ることができるので、見学エリアが狭まっても無料でこれだけ見渡せるなら非常にありがたい展望施設だと思います。

【渋谷スクランブルスクエア12階イベントスペース 「Scene12」】屋上は有料だけどこっちは無料

　渋谷で多分一番人気の高層ビルである「渋谷スクランブルスクエア」は2019年に開業した高さ229mの高層ビルで、2024年時点で渋谷では一番の高さを誇ります。

　冒頭でチラっと話した通り、屋上の「渋谷スカイ」は大人2200円以上かかる上に、訪問時の平日昼頃には本日分のチケットは完売と言う人気ぶりでございます。　ぱっと見、外国人の比率が高いのでインバウンド需要があるように思えました。

　そんな立派な展望台のあるスクランブルスクエアですが、実は12階に「イベントスペース」と言う名の展望エリアが設けられています。　灯台下暗しか、ここの存在はあまり知られてないかと思います。

　そもそも12階はレストランフロアとなっていますが、この「イベントスペース」のみ常設店舗は無くて常時開放されています。
　渋谷スクランブルスクエア12階展望フロア。　厳密には「Scene12」というスペースでして、このスペースのみ13階まで貫通している吹き抜けフロアとなっています。
　一応はイベントスペースなので何かしらイベントがあるかもですが、この時は入居テナントのクリスマスグッズの展示がされていただけでした。

　で、景色はと言うと、JR線を挟んで新宿方面の渋谷の街並みを見下ろすことができました。

　さすがスクランブルスクエアという名だけあって、スクランブル交差点もかなり見やすかったです。
　ちょっと駅の広告看板が邪魔かもですが、高すぎず低すぎず程よい高さなのでスクランブル交差点の雑踏加減を見下ろすならこれくらいの高さが一番いいんじゃないかな？

　渋谷フクラス同様、ここからもザ・渋谷という景色が見られるのでわざわざ高い金払って渋谷スカイに行かなくても多少は満足できるかもしれません。

【渋谷ヒカリエ 11階「スカイロビー」】解放感ある吹き抜けロビーから見る渋谷の街並み

　現在の渋谷再開発の先駆けとも言える渋谷ヒカリエ。　2012年に開業した高さ約182mの高層ビルです。

　低層階は商業施設となっていて、商業施設の最上階にあたる11階にはスカイロビーという展望フロアがあります。
　商業施設内のエレベーターで11階まで行ける他、11階までほぼ直通しているエレベーターもあります。

　11階に到着。　どうやら11階は中～高層階のオフィスへの受付となっていて、カフェやコンビニがあるもののオフィスエントランスとしても兼ねているので、ビジネス風に落ち着いた空間となっています。

　そんな11階の渋谷駅方面側一帯がスカイロビーとなっており、天井が高いと言うか吹き抜けっぽい感じなっていて、屋内と言えど解放感はかなり高め。

　さらに、大きめで使いやすそうなベンチやスタンディング式のカウンターテーブルもあるのでちょっとした飲食をするにも向いてそうです。

　さらに何故か渋谷駅周辺を再現したミニチュア模型やレゴが展示されていて、意外と観光客向けなのかも？

　で、肝心の景色ですが、ガラスの壁から外側の手すりまでやや距離がある分、手前側が隠れてますが、概ね渋谷スクランブルスクエア～渋谷駅･スクランブル交差点方面をメインに見渡せます。

　渋谷ヒカリエからもスクランブル交差点も何とか見える他、109までハッキリと見渡せるのは今回紹介する中では渋谷ヒカリエだったかも。

　高さはそこまで無い分、車や人の流れなどもじっくり観察出来てちょうどいい展望スペースと言えます。

　なによりこちらは7時～24時まで開放されているので、夜景はもちろん、ショップが開店する前や終電間際のちょっとした時間潰しがてらに向かうのもいいかもしれません。

【渋谷パルコ10階屋上「ルーフトップパーク」】見渡せる範囲が広く、休憩にピッタリ

　元々渋谷に3館あった渋谷パルコは2019年に1棟の高層ビルに集約されて建て替えオープン。　地上20階、そのうち商業エリアは地下1階～10階に及ぶ日本最大規模のパルコとして生まれ変わりました。

　そんな渋谷パルコの最上階10階には「ルーフトップパーク」という屋上庭園が解放されています。　西側のエレベーター4基のうち2基が10階まで繋がっています。

　10階はほぼ屋上庭園「ルーフトップパーク」となっているのでエレベーターを降りたらすぐです。

　10階にはイケイケっぽそうなバー(?)があるものの、芝生や木も植えてあってまさに都会のオアシスのような庭園が広がっています。

　ほとんど屋外なので雨天時は微妙ですが、座れるポイントも多く、大体のお客さんは景色を見に来るというよりも、ただ休憩している人やイケイケのバーで軽食を取っている人がメインに感じました。
　いや、渋谷でこういうスポットって宮下公園くらいなので、なかなか貴重なんじゃないでしょうか？

　で、肝心の景色はと言うと、渋谷の繁華街ど真ん中なので眼下は雑居ビルの屋上ビューとなっています。

　うん、これだけ雑居ビルの屋上機器だか貯水タンクだか排気ダクトだかに埋もれている展望台も珍しいかもでして、そういう意味では渋谷本来の景色が見えるのかもしれません。

　まぁ先ほどまで渋谷駅直近の展望台ばかりだったので、渋谷センター街側の展望台と言ったらここくらいになるかもしれませんし、渋谷駅方面の高層ビル群を眺めるのも面白かったです。

　屋上庭園自体も独特な造りで、外側の階段から上り下りで1階から屋上まで景色を見ながら歩くこともできるので、本当に街ブラ感覚で散策することもオススメです。

【渋谷区役所15階 「スペース428」】あいにくイベント準備中で入れず…

　いろんな都市行ってて気づいたんですが、展望施設を無料で開放していることが多いのが市役所や県庁。
　ってことで調べた所、渋谷区役所にも無料で見学できる展望スペースがあるっぽいので行ってみました。

　警備員や公務員の方が行き来していて、よそ者にはちょっと場違い間のある1階ロビーを通ってエレベーターへ。
　どうやら区役所最上階にあたる15階の多目的スペース「スペース428」が展望スペースだそうです。

　ですが、今回行ってみた日はちょうどイベント設営の為閉鎖との事でして、肝心の景色を見ることはできず・・・

　まぁあくまで多目的スペースなので、もちろんこういうタイミングもあるもんでして、そこらへんはしょうがないかなと。
　そもそもネットで調べた限りあまり情報が出てこないのも気になるので、また渋谷に行く機会があったらリベンジしてみたいと思います。