SNS映え風に撮れるかは気象条件とカメラのウデ次第?
本当は観音寺市の「天空の鳥居」を見た後は高速に乗って徳島方面に行こうかと思ったんですが、どうも夜に高速の一部が工事で通行止めになるらしく目的地にたどり着けない可能性が出てきましたので、急遽高速を降りて予定変更をせざるを得ませんでした。
さて、それならばもうおとなしく高松市内で予約しておいたホテルまで直行しても良いんですが、どうもここから1時間足らずの距離に「日本のウユニ塩湖」とも呼ばれている父母ヶ浜があり、しかも到着時間頃にオススメの時間帯とされる夕暮れ時になりそうという事で急遽行ってみることにしました。
いやー、「天空の鳥居」に行っといてなんですがあんまりSNS映えとか気にするようなお年頃(?)では無いので「日本のウユニ塩湖」とやらはスルーする気満々でしたが、急遽予定が空いてしまったのでこれは行くしかないかなと。
そんな訳でちょうど狙い通りの日没直前らへんに父母ヶ浜(ちちぶがはま)に到着しました。
こちらは以前よりSNS上でメッチャ話題になっているだけあって、平日でもかなりの観光客がやってくるようになったスポットでして、それだけに浜辺沿いの県道沿いには何か所も駐車場があって、オシャレで真新しそうなカフェやショップなども数軒連なっています。
周辺の駐車場からすぐに父母ヶ浜の砂浜に行くことができます。 ちょうど夕日が沈む瞬間というタイミングでして、できればもう数十分早く着けたらもうちょっと明るい中で観賞できたかもですね。
で、この父母ヶ浜が「日本のウユニ塩湖」と言われる所以ですが、父母ヶ浜は非常に遠浅の砂浜となっていて干潮時には海水が広範囲に砂浜に残る「水たまり」ならぬ「潮だまり」が発生しやすくなっています。
その広範囲に発生した「潮だまり」を鏡代わりにして上手ーく海岸線と合わせて撮影するテクニックを駆使すると、まるでウユニ塩湖のような上下ガラス張りのような景色の写真が撮れるという仕組み。
なのでまぁぶっちゃけ遠目で見れば、よくありそうな砂浜の夕景になってしまうんですが、その潮だまりに着目してSNS映えスポットとして成り立たせた発想力というか努力というのは、素直にすごいかなと思います。
確かに潮だまりに注目して写真を撮ると、思いの外鏡張りの上に建っているかのように反射した姿が撮れるので、ちょっとワタクシもひとり寂しく撮ってみたいかと思います。
最初のご挨拶ぶりかもしれない筆者近影。 この潮だまりがかなり広いのでスマホのセルフタイマーの設定時間だと反対側に回る時間が無いということで、Goproで動画撮影して動画を切り取った写真となります。
これなら動画撮影中は何回でもポーズできて、後日気に入った部分だけ切り取ることができるので画質をあんま気にしないならアリかもですね。
三豊市観光局HPによるとオススメの撮影タイミングは風の無い干潮時で日没30分前後が一番オススメという事で、時間と干潮具合はベストでしたが風はすこーしあったので、ハッキリとした鏡張りの写真(映像)が撮れませんでしたが、そこらへんはカメラマンのウデと忍耐力次第かなと思います。
やはりSNSや雑誌でトップに出てくるキレイな写真はそれなりの技術のある人とモデルが撮らないと、あそこまで綺麗になる事は無いかなーと思いました。
とはいえ観光がてらのスマホ撮影でも、そこそこに鏡張りのウユニ塩湖もどきな写真も撮れるので、意外にも撮るのが楽しくて暗くなるまで夢中になっていました。
遠浅で潮だまりが発生しそうな砂浜って他にもあるかもしれないんですけど意外と無いもので、潮の流れが穏やかな瀬戸内海の海岸という事と、こちらはボランティアの方々がゴミ清掃をはじめかなり力を入れて整備されているらしく、こういった努力の賜物で人気を博しているスポットなのかなと思います。
料金:散策無料
バイク駐輪場:海岸線の県道21号線沿いに何か所か無料駐車場あり。四輪と共用、一部砂地の未舗装
・GWや一部期間の土日祝などシーズン日は周辺駐車場が「有料の事前予約専用」となる場合あり(バイクは車1台分の予約で2台まで収容可)。詳しくは下記HPを参照
見学時間:自由
・オススメの撮影タイミングは「風の無い干潮時の日没30分前後」とのこと
HP:三豊市観光交流局/父母ヶ浜
【訪問時期:2023年5月/最終更新:2023年10月】
★Googleマップで【父母ヶ浜(第1駐車場)】を見る★