原付ライダー・チャリダーの特権!旅ツーリングなら絶対に利用すべし!
広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶしまなみ海道(西瀬戸自動車道)は明石・鳴門海峡大橋と瀬戸大橋と並んで本州四国連絡橋の1つですが、その中でも唯一125cc以下の原付や自転車で本州と四国を通行できる連絡橋として知られています。
原付以下も通行できる・・・って言っても高速道路の本線部分を走るわけではなく、高速道路の橋梁区間に限って歩道のような専用道を通行することになります。 これは今治出発の場合、最初の橋となる来鳥海峡大橋の出入口から。 このように高速本線とは全く違う道を通ってそれぞれの橋を渡ることが出来ます。
専用道のほとんどは一車線道に縦に線を引いて原付・自転車専用の対面道路となっています。 わざわざ原付や自転車の為にこんな豪快な橋を作ってくれるなんてありがたく使わせていただかねば。
しまなみ海道で原付以下専用道があるのはあくまで島と島を繋ぐ橋の部分だけ。 橋を渡りきったら島の一般道を走って次の橋へ向かいます。 そのため、半ば強制的に瀬戸内海の島々をトコトコツーリングすることが可能。 自動二輪や四輪ですべての島に途中下車しようものなら非常に割高な料金を支払わなければならないので、瀬戸内海の島々ツーリングが出来るのは原付の特権と言えます。
ちなみにそれぞれの島には橋から橋までの最短経路に青線が敷かれているのでこれを目印にして行けばOK。 しかしそれでも案内が少なくて迷ったり、他のルートで寄り道するとあまり意味ないですが・・・
料金は尾道~今治でトータル500円(原付/自転車の場合)。 原チャリダーにとっては、まごうことなく本州~四国の最安移動ルートです。 500円は1か所で500円を支払うってわけではなく、それぞれの橋ごとに50円~200円の通行料を支払う必要があります。 しかし料金所はこのような賽銭箱のような料金箱があるだけなのでおつりが出ません。 しまなみ海道を渡り切るまでに100円玉3枚と50円玉4枚が必要なのであらかじめ小銭に崩しておきましょう。 ちなみに監視カメラでチェックしてるのでズルはダメ!
巨大な橋の側道を走るので、ワイヤーや橋脚が超間近に見ることができるのでかなり迫力ある景色を見ながら走ることができます。
個人的に面白かったのは因島と向島を結ぶ因島大橋の専用道 因島大橋は二層構造になっていて上を本線が通って下の部分が専用道となっていますが、その専用道がサイバーチックな造りでカッコいいです。
SF映画のような近未来なトンネルを走ってる気分になれる・・・!?
僕は一度だけ原付で走ったことがあるんですが雨だったのであまり立ち寄ることが出来ず。 またとないチャンスだったのでもっとじっくり走り回ってればとちょっと後悔してます(笑)
そんなわけで、将来大きなバイクに乗るかもしれない旅人チャリダー・原付ライダーにとっては、一生に1度かもしれない体験ができるルート。 せっかくこのルートを走る権利がある乗り物ならば、この区間は丸1日~2日かけてもいいくらいオススメのルートです。
ちなみに道中には 原付自転車歩行者しか上陸できない無人島キャンプ場もあるので、せっかくならここをベースにしてもいいかも。
※しまなみ海道の新尾道大橋(尾道市街~向島)のみ専用道が無いため、下道の国道317号(尾道大橋)が通行出来ますが交通量が多く路肩が狭いので、本四高速としては尾道~向島の渡船を推奨とのこと
料金(原付・自転車):計500円(100円3枚/50円4枚)※おつりは出ません
↑尾道市街へ
尾道大橋・・・無料※渡船推奨
因島大橋・・・50円
生口橋・・・50円
多々羅大橋・・・100円
大三島橋・・・50円
伯方・大島大橋・・・50円
来島海峡大橋・・・200円
↓今治市街へ
※歩行者はすべての橋が通行無料
・2024年3月31日まで「しまなみ海道サイクリングフリー」キャンペーンにより、自転車の通行料金が全区間無料となっています
バイク駐輪場:――
交通規制等:125㏄超のバイク、四輪等は通行禁止
該当距離:約70km(尾道~今治最短経路)
HP:SHIMAPしまなみ海道観光マップ
【訪問時期:2007年7月/最終更新:2022年7月】