龍飛崎(竜飛崎)は青函トンネルの出入り口のある津軽半島の最北端の岬です。
本州最北端の大間崎は函館―大間航路でまだ容易に行ける事に対して、こちらは地道に本州を北上する他ないので(むつ湾フェリーはあるけど)、中々行くことができない陸の孤島の一つかもしれません。
ただ、道中の竜泊ラインをはじめ龍飛崎に行くまでの道中は快適なシーサイドラインが続いていて、東北屈指のツーリングロードの一つとしても有名です。
道の駅「こどまり」から龍飛崎まで約20kmの竜泊ラインは、南側半分は海岸線をなぞる快適シーサイドロード。 北側半分は本格的なワインディングロードと変化を楽しみながら走ることが出来ます。
津軽半島の山々と日本海を横目に走る竜泊ラインは、東北でも屈指のオススメシーサイドロードです。
龍泊ライン北側から段々と標高を上げて、龍泊ライン南側のシーライドラインの絶景を眼下に見下ろすこともできます。 このうねりながら続く海岸線と独特な地形の津軽半島の山々の景色の世界観は津軽半島ならではだと思います。
ちなみに、龍泊らいんの道中に七つ滝という写真映えしそうな滝があります。 初見は2009年だったかな? まだスマホも無くツーリングの情報が乏しい中でたまたま見つけた名も知らない滝。 滝の名前を知ったのはここ数年前だったので再訪しつつも場所が不明確で謎だったんですが、現在はGoogleマップに登録されているくらいには知られている景勝地です【地図】。
このまま龍飛崎へ北上していくと次第に海から離れ、気がつけばヘアピンカーブの続く山道へ突入します。 途中にある眺瞰台(ちょうかんだい)から。 ここは竜泊ラインの中でも絶景の展望台として多くの人が立ち寄る展望台かつ、数少ない休憩所です。
そして目的地の龍飛崎も高さ100mほどの丘陵の上にあります。
龍飛崎灯台付近の展望台から 竜のアンティークが施された歩道。 元々、龍飛崎は一年中吹く強風がまるで竜が舞っているかのようだ、と言うことから名付けられたそうです。
龍飛埼灯台
竜飛崎からも龍泊ラインと津軽海峡の絶景を楽しむことができます。龍飛崎から竜泊ライン方面
龍飛崎から青森市方面 比較的民家や観光施設がある地区で、竜泊ラインの道中とはまた違う景色を見せてくれます。
ちょうどこの時(2013年ツーリング)は日が沈む時間帯でした 三方向を海に囲まれて、遮るものが何もない龍飛崎からの夕焼けは格別なものでした。
他にもこの周辺に展望台や道の駅、酷道マニア御用達の階段国道があったりと、見所スポットがたくさんあるので、津軽半島の景色を見にルートを練ってみるといいと思います。
料金:通行・見学無料
バイク駐輪場:各所無料,四輪と共用
該当距離:約20㎞(道の駅「こどまり」~竜飛崎)
【訪問時期:2009年~2013年に数回/最終更新:2020年9月】