イタリアで食べたかったピザを日本で食べる
何気にわたくし、今年の2月頃にイタリア旅行に行きまして、ローマ・フィレンツェ・ベネチア・ミラノの4都市を回るツアーに参加しました。 今思えばあの時らへんがコロナの影響を受けるギリギリ直前のタイミングだったんだなぁと思いました。
まだイタリア国内では中国人観光客3人程度しか感染報告がされてなく(日本はちょうど国内初感染が確認された辺り)、観光施設もお店も通常営業していてコロナは対岸の火事って感じだった頃です。 で、イタリアに行ったら是非食べていたいものの中に「スポンティーニ」のピザをマークしてたんですが、スポンティーニ本店のミラノではつい別の店で食事をしてしまい、腹の空き具合とツアーの時間の都合で食べず終い。 その後よく調べたら他の3都市では展開していないらしく、とうとう食べないまま日本に帰ることになりました。
それがちょっと未練が残ったので日本で「スポンティーニ」のピザを食べてみました。 スポンティーニ カスケード原宿店。 JR原宿駅東口の駅前商業施設の裏側というか、わかる人にはわかる、あの「ジャニーズショップ」がある路地をもうちょっと歩いた先の「カスケード」という飲食ビルの2階にあります。
スポンティーニは日本でも展開していて、ここ原宿店と横浜駅ジョイナス、マークイズ福岡ももちの3か所で食べられます。
店内は最初に注文して料金を支払い、席で待つスタイル。 一番スタンダードなマルゲリータがノーマル(1ピース)700円、アボンダンテ(ノーマルの1.5倍)が900円とまぁまぁなお値段。
ちなみに確かミラノだと約4ユーロだったので本場の1.3倍くらいのお値段でしょうか。 まぁでそんなもんでしょう。
注文したら席で待ちます。 お昼時を外したとはいえ、店内に客は皆無で食べ終わる頃にようやく一組来店するくらいのペース。 こんなんでやっていけるのだろうか・・・?
そして出てきたのはマルゲリータ(アボンダンテ)900円とマリナーラ(ノーマル)650円。
アボンダンテは大きめにカットされたピザ1枚って訳でなく、ノーマルのカット+半分サイズのピザが付くという感じでした。
マルゲリータはトマトソースとモッツァレラチーズのみシンプルなピザながらも、絶妙な塩分加減と生地の甘さがちょうどよく、モッチリと美味しいです。
なによりも特徴的なのが、分厚いピザトーストかってくらい分厚くフワフワの生地。 HPによると厚さ3㎝あるとのことで、確かにこれほど分厚いピザはなかなか見かけません。
イタリア旅行の際もローマでピザを食べましたが、ちょっと薄めのクリスピータイプでした。 イタリアのピザと一言に行っても結構地域差があるのかも。
マリナーラはアンチョビを混ぜたトマトソースメインの、これまたシンプルなピザ。 アンチョビの風味が効いた酸味と塩っ気のあるピザです。 これもまた美味しいですが、マルゲリータの方が満足度は高かったかも。
たかが1ピースと言えど、かなり大きめにカットされているので、成人男性でもノーマルサイズで腹8分目くらいにお腹いっぱいになります。
そんなわけで念願のミラノのピザを食べることができたので満足ですが、大手飲食チェーンが少ない&メチャ高いイタリアにとってピッツェリアは、安く手軽に食べられるファストフード的存在なので、それと比べると日本の「スポンティーニ」は多少割高感が否めません。
ですが「スポンティーニ」は確かに本場ミラノのピッツァの味をうまく再現しているはず(食ってないけど)なので、日本のトッピングバラバラのピザとは一味違ったピッツァを食べるならおススメです。