松尾芭蕉の「奥の細道」最大の難所
北側の最上町から進むと、山刀伐トンネルの手前左側に旧道の入口があるのでそこから進みます。
山刀伐峠とはその名のとおり、この峠の形状が「なたぎり」に良く似ていることからこのような峠の名前が付けられています。
また、刀を持った山賊が住み着いて、旅人を襲撃しては身包みを剥いでいたことから名付けられたという説もあります。 実際に松尾芭蕉が山刀伐峠を登るために雇った案内人は、刀を武装した屈強な男で、無事に峠を越えると男は「無事でよかった。ここはよく山賊がでる峠だ」と語った と、いう話があります。
特に最上町側は通称「27曲がり」と呼ばれる急カーブが続き、気を抜くことができません。 まさに奥の細道の難所を走っている気分になります。
全線舗装されていますが、落ち葉が多くウエットな部分も多いので大型車は特に注意して走ってください。 不安なら尾花沢側のみで往復したほうが楽かも?
峠の頂上には小さな駐車場と、ちょっとした散策道があります。
どうやら峠の麓からここまでの登山ルートがあり、道中の所々に登山ルートが整備されていました。
この散策道をしばらく進むと・・・
他にもひっそりと佇む子宝神社と樹齢350年の子持ち杉、東屋などがあります。(写真はあいにく紛失・・・)
ただ、東屋からの景色は周辺の木々が高く、あまり展望は望めません。
まさに「奥の細道」といった印象を受けた峠ですが、注意さえしてばオフロードバイクでなくとも何とかなるルートです。 歴史好きならチャレンジしてみてはいかが?
住所:山形県最上郡最上町満沢
北側から:県道25号線山刀伐トンネル手前を左へ
南側から:県道25号線右側に山刀伐峠入口の案内あり
料金:通行無料
バイク駐輪場:峠の頂上に若干駐車スペースあり
該当距離:約5㎞(山刀伐峠旧道区間)
通行規制等:特になし。全区間舗装路だが狭路急カーブ、落石や落ち葉が多いので注意
HP:山形県公式観光サイト/山刀伐峠
【訪問時期:2011年10月/最終更新:2021年2月】
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