見事な彩色の三重塔は必見
元日の参拝客数は300万人弱と、明治神宮に次いで国内2番目の元日参拝者数を誇る成田山・新勝寺は、弘法大師空海が敬刻開眼させた不動明王が奉られています。
地元では「成田のお不動様」と親しまれていて、主に交通安全の祈祷で参拝する人が多く見られます。 よく成田山の交通安全ステッカーを貼っている車を全国各地でもよく見かけますが、その大本山がこの新勝寺になります。
種類豊富なお土産屋が並ぶ参道を進み、総門をくぐって新勝寺境内に入ります。 総門は2006年竣工と新しい建築物ですが、高さ15mの中々大きな総門となっています。
本尊不動明王を祀っている大本堂。 大本堂は高さ32mと、とても大きな大本堂に圧倒されます。 現在の大本堂は1968年建立の鉄筋コンクリート造と意外と新しめ。
ちなみにこの日は休日に加え祭りがあったらしく、大本堂前は多くの参加者と見物人でごった返していましたが、みんなイベントスペースに固まってて意外と参拝しやすかったかも。
この大本堂で御朱印を書いて頂きました。300円(当時) 大本堂で頂けたのは「不動明王」と書かれた御朱印。
新勝寺は他にも光明堂・釈迦堂・出世稲荷・平和の大塔の計5ヶ所でそれぞれ違う御朱印を書いてもらうことができます。
さて、新勝寺でオススメしたいのがこの三重塔。 1712年建立で国の指定重要文化財に指定されています。
高さ25mと三重塔としてはごく標準的な建物ですが、軒裏にはとても細やかな荘厳に目を奪われてしまいます。
日光東照宮に負けず劣らずの細やかさ。 この美しい彩色の三重塔はじっくりと見ておきたいところです。
大本堂の奥というか裏手には光明堂へと続く参拝道が続いています。 その光明堂へ続く道にある額堂。 こちらも国の重要文化財で、御信徒から奉納された額や大きな絵馬などが所狭しと飾られています。
その更に奥にあるのが平和大塔 高さ58mもの大きな大塔で、不動明王を中心とした四大明王や五智如来が奉安されています。
大本堂に向かって左側に、大本堂よりは小規模なものの歴史を感じる建物が釈迦堂。 1858年(安政5年)建立の新勝寺の旧本堂でして、こちらも国の重要文化財に指定されています。
他にも見所がたくさんあったけどこの辺で帰ることに。 時間をかければかけるほど見所が見つかりそうなお寺です。
バイク乗りにとっては交通安全はとても切実なものなので一度は参拝しておきたいところですね。
・案内は至る所で表示されているが、新勝寺周辺は常時混雑していて道も複雑なので下記のGoogleマップ要確認
料金:参拝無料
バイク駐輪場:下記3か所にてバイク受け入れ可能(いずれも1回300円)
◆弘恵会田町駐車場(地図) 新勝寺まで徒歩約2分
(バイク受け入れの案内は無いが、駐車できました)
◆弘恵会東町第一駐車場(地図)
新勝寺まで徒歩約4分
◆弘恵会土屋駐車場(地図)
新勝寺まで徒歩約2分(ただし、正面からでなく西側の釈迦堂から入ります)
参拝時間:境内自由
・上記駐車場はいずれも8:20~16:30
所要時間:約60分
HP:成田山
【訪問時期:2014年4月/最終更新:2022年6月】
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