ツーリングだと試飲は不可だが一見の価値あり
サントリー白州蒸留所は南アルプスの山に囲まれた中にある工場で、ジャパニーズウイスキーとして有名な「白州」や「南アルプスの天然水」がここで作られています。
もう一つのサントリーウイスキー蒸留所の「山崎」(大阪府)と同じく蒸留所の見学や試飲もできるので、旅行サイトが発表する工場見学ランキングでも上位にランクインする人気の工場見学施設です。
しかし、ツーリングで立ち寄るとなるとさすがにお酒の試飲は不可能なので魅力半減なのが悲しい所。
サントリーの「山崎蒸留所」やニッカの「余市蒸留所」は駅から徒歩圏内なのでバイクを宿に置いて行けば試飲も可能ですが、「白州」はさすがに駅近ではないのでツーリングで行くにはあんま向いてないかな?と思います。
また、最近はNHKの某ドラマの影響でウイスキーブームが続いていて、無料だった試飲付き見学コースも1000円~と有料になった上、平日でも時間帯によっては予約が取りにくい状況が続いています。
僕が立ち寄った時も直前だったので予約が出来ず、無料の自由見学で施設内を散策してみました。 サントリーについて色々な資料が展示してあるウイスキー博物館。
ここの2階と3階にかけてはサントリーのウイスキーを初めとして世界中のウイスキー文化について丁寧に説明されている資料がいっぱい展示されています。
昔の「トリスウイスキー」のCMが流れていたり当時のバーの様子を再現されていたりと、かなり見所がありました。
4階は展望台になっていて、白州蒸留所の全景を見渡せたり、遠くは八ヶ岳を見渡せます。
一面森に覆われた南アルプスと八ヶ岳。 まさかここからこんなにいい景色が望めるとは思ってなかったのでちょっと感動。
博物館の他にはミュージアムショップや有料で試飲できるBARがあります。 有料試飲は自由見学でも利用できますがツーリングだと飲めないのがちょいもったいない。 そこらへんはバイク以外の移動手段でも行ける駅近の「山崎」やニッカ「余市」の方が分があるなと思いました。
「山崎」と比べると博物館の充実度では「白州」の方が上、施設全体の雰囲気と言うか魅力で言うと「山崎」の方が上かな?と感じました。 試飲見学コースは白州には行ってないのでなんとも言えないですが、ツーリングなら一度自由見学で行けばもういいかな?って思える内容でした。
ちなみに白州蒸留所から数㎞離れた所にある「シャトレーゼ白州工場」で無料試食見学もあるので、ウイスキーを飲めなかった代わりにアイスを食べて帰るのもいいかもしれません(笑)
・国道20号沿いに案内板と蒸留タンクの巨大レプリカが目印
料金:自由見学無料、試飲見学コース1000円から
※「南アルプスの天然水」見学コースは無料
バイク駐輪場:無料、四輪と共用
営業時間:9:30~16:30(最終入場16:00)
※見学コースは前日までにHPで予約が必要。
(自由見学も予約が必要ですが、よほどシーズンでもない限り飛び込みでも何とかなるはず)
定休日:年末年始、工場休業日(臨時休業あり)
所要時間:60~90分
HP:サントリー白州蒸留所
【訪問時期:2017年10月/最終更新:2021年8月】
★Googleマップで【サントリー白州蒸留所】を見る★