今まで訪れた香川県のうどん店をレビュー
香川県と言えばやっぱりうどん
「うどん県」の名に恥じること無く、都市部から閑散とした農村地帯にまで至る所にうどん店が立ち並んでいます。
香川県全体のうどん店を探すには四国新聞社HPの「讃岐うどんマップ」が便利です。
口コミ等で選びたいならやはり食べログやGoogleマップのレビュー、個人コラムやまとめサイトあたりで吟味するくらいしかないかな?
僕も今まで十数軒ほどのお店でうどんを食いまくってきましたが、いかんせん記憶があやふやなお店も何軒かあったりするので、ここで紹介するのは8軒に押さえておきます。 もしまた行く機会があったら追加していくつもり。
ちなみにここでの評価付けの参考として「丸亀製麺」の各種メニューを【★★★】として評価しています。
とはいえ、あくまで僕個人の参考なのであまり過信しすぎない程度で見てください。
あと、僕が食べまわってみてわかったことで、さぬきうどんの「つゆ」はいりこなどの魚介だしベースのあっさり味と魚介だし+醤油ベースの辛めつゆ(丸亀製麺はこっち)の2種類があるんだなと感じました。 そして僕の好みは後者なので後者優遇な評価になっているのであしからず。
※訪問時期は過去のものになりますが、各店舗の営業時間・定休日は2020年3月に調べたものです。
高松市エリア
◆植田うどん 評価:★★★★☆
オーソドックスながらも「おいしいうどん」が食べられる
訪問時期:2007年7月/2017年5月 食べログ見てると以前は「根っこ」と言うお店だったそうです。
高松市街地のオフィス街にあるためか、昼時になるとサラリーマンで行列を作る有名店です。 なのでお昼12時過ぎはかなり混みあうので、できれば昼時を外して行くのが無難かな。
注文システムは丸亀製麺のようにセルフ式で、好きなトッピングを選びつつ口頭で注文、会計をしてから席に着く流れです。
ここの定番メニューは肉うどんだそうですが、なるべく冷たくて量が少ないものが食べたかったので・・・
温玉ぶっかけ小(冷) 330円(当時) を注文。
うどんは讃岐うどんでは定番の太さでしょうか。 うどんのコシがかなりしっかりしています。
これぞ讃岐うどん!と言わんばかりのコシと少々辛めのつゆでしっかり味が絡まってとても美味しいです。
高松市街エリアならまずここを勧めたい一杯です。
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バイク駐輪場:無し
・サンポート高松地下駐車場(基本的に51㏄以上専用/収容台数6台/1日300円/6:30~24:00)【地図】
・50㏄未満の原付の有料駐輪場は高松シンボルタワー地下駐輪場を参照
・もしくはサンポート高松駐輪場(原付メインだが大型OK/収容台数約100台/無料/24時間) 【地図】を利用。 各駐輪場から徒歩約13分
営業時間:9:38~15:20(うどん無くなり次第終了)
定休日:日曜
参考HP:食べログ/植田うどん店
◆地上最強のウドン ゴッドハンド 評価:★★★☆
インパクトある店名ながらも、うどんは冷たくてあっさり
訪問時期:2017年5月 先ほどの「植田うどん」前の通りを東へ3分ほど歩いたところにある、何ともインパクトのある店名。 もしこんな名前のラーメン屋だったら、濃厚豚骨のニンニクマシマシが出てきてもおかしくない店名ですが、さてさて。
店内はかなーり簡素な造り。漁港の古い食堂のようなやや殺風景な店内です。
こちらでもぶっかけ小(冷)290円(当時)を注文。 ぶっかけにするとおろし大根とレモンが付いてきます。
つゆは先ほどの植田うどんや丸亀製麺よりも少し辛めでしょうか。 そこにおろし大根とレモンを入れると、かなりさっぱりとした味わいでうどんを食べられます。
うどんはモチモチとしたコシのあるうどん。
店名のインパクトとは裏腹に、意外とあっさりと繊細な味のうどん屋さんでした。
定休日が無いというのも名店うどん巡りとしては、かなりありがたいお店です。
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バイク駐輪場:無し
・サンポート高松地下駐車場(基本的に51㏄以上専用/収容台数6台/1日300円/6:30~24:00)【地図】
・50㏄未満の原付の有料駐輪場は高松シンボルタワー地下駐輪場を参照
・もしくはサンポート高松駐輪場(原付メインだが大型OK/収容台数約100台/無料/24時間) 【地図】を利用。 各駐輪場から徒歩約13分
営業時間:10:00~15:00/(17:00~20:00も営業している?)
定休日:無し
参考HP:食べログ/ゴッドハンド
◆さか枝(さかえだ) 評価:★★
地元では超有名店だが、中級者向け?
訪問時期:2017年5月(リニューアル前) さか枝(さかえだ)は市街地エリアから少し外れて、県庁や県警本部などの行政機関が建っている付近の住宅エリアにあります。
このお店は高松市民なら知らない人は居ないくらいの超有名店だそうです。
ここは先ほど2店のセルフよりもさらにセルフで、温かいうどんが欲しい場合は自分で湯がくのが特徴です。そして自分でだしを入れて自分でトッピングすると・・・。 ちょっとこれは一見さんが何も知らずに入ったら戸惑うかもしれません。
僕もそこまでシステムを知らずに、賑わう店内に入ったのでとりあえず出来上がったのはこちら かけ小(麺冷、だし温) 180円
うどんは讃岐うどんにしては細めでツルツルとした触感。 コシは温かいつゆに入ってるとはいえかなり柔かめで、コシのある讃岐うどんを求めて来たならう~ん・・・といった感じ。
やはり自分で作るという点が一見さんにはなかなかはハードルが高いのかも。 常連には人気の店ですが、お店のシステムを完璧に把握している上での評判の店といった評価かなと。
だしは魚介のだしが香ってきますが、上記2店のような醤油つゆではないのでかなり薄味。 いや、ちょっとだし入れるのが少なかったかも・・・。
僕は正直ちょっと物足りないくらいでしたが、さっぱりとしたうどんを求めるならここはアリかも。
また、朝早くからやってるのも強みですね。意外と朝うどんをやっている店は少ないので朝早いツーリングには立ち寄りやすいかと思います。
さか枝は本店の他にも数店舗高松市内に出店しているようです(食べログ)。
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バイク駐輪場:無料・四輪と共用
・店舗の2軒隣の有料駐車場の13~24番の部分を店舗専用駐車場として開放
・もしくはこの場所(地図)にも駐車場数台分あり。店舗まで徒歩約1分
営業時間:8:00~15:00
定休日:土・日曜・祝日
参考HP:食べログ/さか枝
高松市外のエリア
◆がもううどん (坂出市) 評価:★★☆
ちょっと過大評価すぎでは・・・?
訪問時期:2007年7月/2017年5月 さぬきうどん巡りで調べるとまず出てくるお店の1つがここ、がもううどん。
国道11号の高松・坂出市境よりやや坂出側、田園と住宅が混在するエリアの中にポツンと建っています。 国道11号から近いものの、店舗までのアクセスはかなりわかりにくいのでgoogleマップで確認を。
広めの駐車場が完備されていますが、シーズン時はこれでも満車になるのだとか。
うどんは店内で注文して、自分で温かいだしか冷たいだしを入れて天ぷらや薬味をトッピングして、食事は外のベンチなどで食べるスタイル。 田舎の繁盛店ではよくあるタイプです。
うどん(つめたい・小)150円と天ぷら100円(当時)
こちらもさか枝と同じく、讃岐うどんにしてはやや細めで柔かめのうどんと、魚介だしのあっさりめなつゆ。 価格は安くていいですが、正直食べログで4点前後の評価を付けるほどのものか?って思うような味、と言うか満足感?になります。
時間帯によってはものすごく並ぶことがあるらしいですが意外と回転率は早め。 超有名店の1つなので1度は食べに行ってみてもいいかな、とは思います。
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バイク駐輪場:無料・四輪と共用
◆営業時間
平日…8:30~14:00頃(うどんがなくなり次第終了)
土・祝…8:30~13:00頃(うどんがなくなり次第終了)
定休日:日曜
参考HP:食べログ/讃岐うどん がもう
◆山下うどん (坂出市) 評価:★★★
讃岐うどんとしてまずまず。 あっさりベースのダシ
訪問時期:2011年10月/2017年5月 山下うどんは先ほどの「がもううどん」からバイクで3分ほどの場所にあるので、うどん巡りツーリングならセットで訪れるのにちょうどいい2店です。
うどん小(冷) 150円
こちらもうどん一玉150円とかなり安い値段設定。 讃岐うどんにしては少々柔かめながらしっかりコシがあるうどん。 つゆはがもううどんに近い魚介ベースのあっさりとしただしです。
がもううどんよりもこちらの方が比較的すいているので、がもううどんが満車状態だったらこっちに行ってみるのもありかもしれません。
また、讃岐うどんの名店は日曜休みが多いんですが、こちらは珍しく土日祝も営業しているので週末ツーリングにも適しています。
ちなみに2011年に立ち寄った際は巨大なかき揚げえび天(当時200円)をトッピングしました。 食べ応え満載で美味しいんですが、食べまわりツーリングだと後半胃もたれして大変でした(笑)
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バイク駐輪場:無料・四輪と共用
◆営業時間
火~金:8:00~16:00
土:8:00~15:00
日・祝:8:00~14:00
定休日:月曜
参考HP:食べログ/山下うどん店
◆田村うどん (綾川町) 評価:★★☆
昆布だしのつゆはかなり薄め。醤油をちょっとかけて
訪問時期:2017年5月
国道11号と32号を結ぶ県道17号線沿いにあります。 建物もそこまでお店っぽくないし、小さな看板があるだけなので通り過ぎ注意。
ここも香川ではよくあるセルフ式ですが、厨房まで入って注文して、厨房内でつゆや薬味を入れてカウンター席に行くスタイルです。 初めてだと厨房まで入るのは間違いなく戸惑うと思います。
店内も広めの玄関に無理やり作ったかのようなカウンター席と、屋外の飲料メーカーのロゴ付きのプラスチックベンチ席とかなりやっつけ感ある雰囲気。 これはこれで味があるかな?
かけうどん小(冷) 200円(当時)と「ここでしかたべられない!」の謳い文句に誘われてオリーブ豚 100円も付けました。 オリーブ豚や玉子類などはコカコーラの冷蔵ケースから各自で取り出すスタイル。
乗っけるとこんな感じ。
うどんは丸亀製麺よりやや太めで、ほどよくコシのあるうどん。 つゆは先ほど「薄い」と思った「がもううどん」よりもさらに薄味の昆布だしでした。 薬味置き場の醤油を付けたしたらちょっとよくなるかな? うどんはともかく、つゆがちょっと物足りなかったかなぁー。
オリーブ豚はちょいと甘めの味付けで・・・まぁ普通のレトルトパックの豚肉だった印象。
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バイク駐輪場:県道17号線の両側に若干の駐車スペースあり。無料・四輪と共用
営業時間:9:00~13:00 (営業時間に若干ブレがあるらしい)
定休日:日曜・祝日
参考HP:食べログ/手打ちうどん たむら
◆山越うどん (綾川町) 評価:★★★★☆
「かまたま」は期待を裏切らない絶品!
訪問時期:2011年10月/2017年5月 山越うどんもさぬきうどんと言えばまず出てくる超有名店の1つ。 名物の「かまたま」を中心として日本中でさぬきうどんブームを沸かせた火付け役のお店として有名です。
今でもシーズン時には200台ある駐車場が埋まって2時間待ち以上の大行列になるのだとか。
・・・けどこの時はシーズンオフの平日午前中だったからか、5人くらいしか並んでなくてすんなりと注文できました。
店内で注文して好きなトッピングを乗せて会計してから外の庭園風のテーブル席で食べます。 席の数が意外と多いので、ある程度の混雑時でも十分座れるかと思います。
ここはやっぱり名物のかまたま小 250円(当時)を注文。 釜揚げうどんに溶き卵を固まる前に絡めてかまたまの出来上がり。
うどんは温かい状態でもしっかりコシがあってモチモチとした触感。 醤油と半熟風に温かくなった溶き卵とうどんのバランスが絶妙で最高においしかった一杯です。 こればっかりはおかわりしたくなるくらいの病み付きになりそうなうどんでした。
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バイク駐輪場:店舗斜め向かいに巨大駐車場、他に2か所の駐車場あり。無料・四輪と共用
営業時間:9:00~13:30
定休日:(2020年4月より)水曜・日曜
(大型連休後の平日に何日か休む場合あり)
HP:山越うどん公式HP
参考HP:食べログ/山越うどん
◆山下うどん (善通寺市) 評価:★★★☆
めっちゃコシのある「ぶっかけ」
訪問時期:2013年5月 「こんぴらさん」からバイクで10分ほど、県道4号線沿いに山下うどんがあります。
食べてみてから気づいたんですけど、どうやらここが「ぶっかけうどん」の発祥の店と言われているそうですね。
店内は丸亀製麺に似たような流れ作業的なセルフ式なので、あまり戸惑うことなく注文できるお店です。 ぶっかけうどん小(冷)280円と生卵50円(当時)
まずうどんのコシが半端ない!いや、もはや「固い」に近いような触感かな。 決して生湯でではないんですけど。 太さもさぬきうどんとしてはかなり太めで、今まで食べた中で一番弾力のあるうどんでした。
いりこベースのだしはレモンの酸味も相まってあっさり目なのでちょっと極太コシうどんには物足りないかな?って感じでした。
しかしトータルではまずまずの満足感。 こんぴらさん前後の腹ごしらえとしてオススメの1軒です。
あと有名店では珍しく日曜も営業しているので休日ライダーにはオススメ。
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バイク駐輪場:無料・四輪と共用
営業時間:9:30~17:00
定休日:火曜(火曜が祝日の場合営業、翌日休み)
参考HP:食べログ/山下うどん
あとは当時腹が満腹で行けなかった一福うどん(高松市)も気になるところです。 今度行くことあったらここ優先で行ってみたいものです。