【走/撮】 蔵王エコーライン・蔵王ハイライン&御釜 ★★★★★ 【宮城県蔵王町~山形県上山市】

東北地方
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山頂から見る「御釜」の絶景!

 蔵王エコーライン(宮城・山形県道12号線)宮城県蔵王町から山形県上山市までを結ぶ約26㎞の観光道路です。

 標高1758mの刈田岳の山頂付近まで駆け上る道路なので、東北でも有数の本格的な峠越えルートです。 それだけに時折見える下界の景色も絶景です。

 所々で急坂急カーブが多いですが、道路は良く整備されていて走りやすいです。 そのためか観光客だけでなく、走り屋の車も多いのも事実。
 シーズンにもなれば宮城県側を中心に渋滞が続くのでそこだけ注意が必要です。

 宮城県側のエコーライン道中にある「滝見台」【地図】から見た滝。 他にも所々に小さな展望台が整備されていて、蔵王の山々や滝を見ることができます。

 標高の低い部分は森林に覆われた山道を縫うように走っていきますが、途中から背の高い木が無くなり景色は一転。 岩肌がむき出しの荒涼とした山岳道路に変化します。 だんだんと少なくなる緑。 移り変わる景色に期待がこみ上げてきます。

 さらにこの先、山形・宮城県境より100mほど宮城県側に有料道路の「蔵王ハイライン」があります。
 蔵王ハイライン自体は片道2.5㎞の短い有料道路ですが、この蔵王ハイラインを登りきった先に御釜(おかま)があります。 冬の樹氷と並び蔵王を象徴するスポット、御釜
 御釜は標高1500mに位置する火口湖で、湖は強酸性のため生物は棲んでいません。 濁ったエメラルドグリーンの深い色ですが、日のあたり方によって湖面が様々な色に変化することから“五色沼”とも呼ばれています。

 御釜を見下ろす散策道はゴツゴツした岩が転がっていて、なんだか別世界のようです。 歩きにくいですが、歩けば歩くほど御釜や山頂の景色がまた違った印象で見えるので、時間をかけて散策してみるべき。

 ただ、地上では晴れていても御釜付近だけ霧が出ていて視界ゼロなパターンも多々あります。 これだけは山の気まぐれなので何とも言えませんが、運がいいとこれくらいはっきりと見渡す事ができます。

 さらに、朝方だと運が良ければ雲海も見下ろせるかもしれません! なので地上の空がどんよりとしていても登ってみるチャンスがありそうです。

 散策道には御釜のほかに刈田岳の山頂にある刈田嶺(かったみね)神社があります。

 この刈田嶺神社からも御釜は見ることができます。 せっかくここまで来たなら山頂に祀られている、この神社にも参拝するのもいいでしょう。

 この蔵王エコーライン&蔵王ハイラインと御釜の景色は東北のツーリングルートの中でも1.2を争うほどオススメルート、今まで走った中でもベスト10には入る絶景スポットだと思います。
 仙台からもほど近いツーリングルートなので予定も組みやすいのもいいですね。

◆ 蔵王エコーライン・蔵王ハイライン ◆
案内:山形県国道13号より県道12号線へ分岐
・宮城県国道4号より県道12号線へ分岐又は県道25⇒県道12
宮城県側は住宅地の中を縫うような区間があったりとちょっと迷いやすい?
料金:蔵王エコーラインは無料・蔵王ハイライン通行料二輪390円(往復)
バイク駐輪場:各所パーキング無料/四輪と共用
該当距離:約26㎞(蔵王エコーライン)、約2.5㎞(蔵王ハイライン)
通行規制等:一般自動車道の為、蔵王ハイラインは徒歩・自転車・125㏄以下の原付通行不可
(蔵王エコーラインは徒歩含め全車種通行可能の為、山形・宮城の往来可能。 蔵王刈田リフトを利用して御釜を見ることも可能【地図】
・冬季閉鎖(11月上旬~4月中旬頃)
所要時間:20~50分(山頂⇔御釜散策)
HP宮城交通/蔵王ハイライン
【訪問時期:2008年9月/2010年9月/最終更新:2021年2月】
★Googleマップで【蔵王ハイライン(料金所)】を見る★

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