標高1665mから見下ろす諏訪湖の景色
高ボッチ高原(たかぼっちこうげん)は諏訪湖より直線距離にして約10㎞ほど北側にある鉢伏山(はちぶせやま)を主峰としたエリアで、近年はキャンプブームの影響もあってじわじわと人気を帯びている高原道路となっています。
ただ、高ボッチ高原へのアクセスルートは松本方面か岡谷・塩尻方面からのアクセスとなりますがいずれも1.5車線で舗装もビーナスラインほどキレイではありません。
また、ビーナスラインのような距離を稼げる快走スカイラインって訳でもないので、長距離移動予定のライダーや他にも立ち寄る予定のスポットがあるライダーは時間に余裕を持って挑んだ方がいいです。
そんな高ボッチ高原ですが、山頂付近ともなると背の高い木々は少なくなり、一気に視界が開けて高原らしい景色に。
山頂付近には何か所かに分けて展望台や散策コースが整備されているので、バイクを降りて散策します。
高ボッチ山の山頂展望台からは諏訪湖周辺の景色が一望できる絶景が! 映画「君の名は」の舞台となった町も、ここからの景色を参考にしたとされているそうです。
もっと空気が澄んでいると富士山の姿もハッキリと見えて、諏訪湖と富士山のコントラストが美しい景色が有名だそう。
諏訪湖を見下ろす展望台はいくつかありますが、おそらく高ボッチ高原の展望台が最も標高の高い位置から見下ろせる展望台ではないかなと。 おかげで諏訪湖と周辺の町並みだけでなく、八ヶ岳や南アルプスなどの広大な山脈も見渡せるパノラマ景色が堪能できます。
そんな高ボッチ高原よりさらに北へ進むと鉢伏山(はちぶせやま)の山荘までたどり着きます。 その道中も高ボッチ高原とはまた違うダイナミックな山々の景色を見渡せるので、せっかく高ボッチまで来たのなら走ってみるのがオススメ。
道の終点が鉢伏山の駐車場になっていて、そこから登山コースが整備されています。
いくつかの登山コースがありましたが、日も暮れそうになっていたのでとりあえず時間が許す限り歩いてみることに。
登山コースとは言え道中は比較的緩やかな坂道で、山頂を目指すわけでもなければ散策気分で歩くことができました。
ここからは北アルプス・中央アルプス・南アルプス全域を見渡せて、長野県の有名な山のほとんどを見る事ができます。 さすが山に囲まれた長野県というのを実感できる場所でした。
鉢伏山の山頂は標高1929m。 3時間前後の登山コースもあれば片道20分程度のファミリー向きの登山コースもあるので、比較的手軽にハイキングができる山かと思います。
長野にはいろんなスカイラインや高原道路があるので、高ボッチ高原は少々マイナーだったかもしれませんが、ここ最近はライダーやキャンプ客の姿も多く見かけます。 もっと人気の出る前にいってみた方がいいかも?