「霊犬 早太郎」が祀られている広大な寺
ちなみに、光前寺の特徴の一つである「光苔」でしたが、どうも石垣の隙間に生えているそうですが確認できず・・・
今よりおよそ700年程も昔、光前寺に早太郎というたいへん強い山犬が飼われておりました。
その頃、遠州府中(静岡県磐田市)見付天神社では田畑が荒らされないようにと、毎年祭りの日に白羽の矢の立てられた家の娘を、生け贄として神様に捧げる人身御供という悲しい習わしがありました。
ある年、村を通りかかった旅の僧である一実坊弁存(いちじつぼうべんぞん)は、神様がそんな悪いことをするはずがないと、その正体をみとどけることにしました。
祭りの夜にようすをうかがっていると、大きな怪物が現れ『今宵、この場に居るまいな。早太郎は居るまいな。信州信濃の早太郎。早太郎には知られるな』などと言いながら、娘をさらっていきました。
弁存はすぐさま信州へ向かい、ようやく光前寺の早太郎をさがし当てると、早太郎をかり受けるて急ぎ見付村へと帰りました。
次の祭りの日には、早太郎が娘の代わりとなって怪物と戦い、それまで村人を苦しめていた怪物(老ヒヒ)を退治しました。
早太郎は化け物との戦いで傷を負いましたが、光前寺までなんとか帰り着くと、和尚さんに怪物退治を知らせるかのように一声高く吠えて息をひきとってしまいました。現在、光前寺の本堂の横に、早太郎のお墓がまつられています。(光前寺公式HPより抜粋)
という事で、南信州と静岡県西部では割と有名な昔話で、南信州では「早太郎」、静岡県西部では「しっぺい太郎」と言う名で知られています。
・県道75号線青看板に案内あり
料金:参拝、早太郎の墓や庭園散策は無料、宝物殿&築山池泉庭園のみ拝観料500円
バイク駐輪場:光前寺正面側に第1・第2駐車場、約100m手前に第3駐車場あり。いずれも無料/四輪と共用
拝観時間:8:30~16:30
・宝物殿&築山池泉庭園拝観・本堂開扉・授与所(御守・御朱印等)は9:00~16:00
定休日:無休
所要時間:約50分
HP:光前寺公式HP
【訪問時期:2019年9月/最終更新:2021年7月】
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