本当に横浜?大都市らしからぬ立派な日本庭園
三渓園は横浜のみなとみらい地区より南へ4㎞ほど離れた位置にある広大な日本庭園で、横浜観光からちょっと足を伸ばして訪れる観光客も多いスポットとなっています。
今より100年以上前の1906年、製糸・生糸貿易で財を成した実業家・原三溪(本名:原富太郎)によって公開された日本庭園で、敷地面積17.5万平方メートルの敷地に京都や鎌倉から移築された歴史的建造物も公開されています。
現在は庭園自体が国の名勝に、庭園内にある建造物のうち10棟が国の重要文化財に指定されています。
本当に横浜、それもみなとみらいからさほど離れていない場所にある庭園なのか疑いたくなるほどとても立派な庭園が広がっています。
まぁ都区内でも大規模な公園や庭園など自然いっぱいなエリアはそこそこありますが、横浜という港町でこれほど立派な庭園があるとはつい数年前まで知りませんでした。 とりあえず、広大な敷地内を手当たり次第散策していきます。
三渓園の割と奥地にある天授院(写真左奥)と月華殿(写真右)にたどり着きました。 どちらも国の重要文化財に指定されています。
三渓園の中でも大規模な建築物かつ重要文化財の1つ、臨春閣は訪問時は大規模修繕中でした。 今は修繕は終わってるのかな?
園内にある大池とその向こう側にある三重塔の旧燈明寺三重塔の景色は三渓園を代表する景色の1つ。 ちょっと階段がありますが三重塔のすぐ近くまで行くこともできます。
旧燈明寺三重塔。 京都府加茂町(現:木津川市)にかつてあった燈明寺から移設された三重塔で1457年建立。 こちらも重要文化財に指定されています。
三重塔からさらに奥に進んでいくと展望台らしき建物があったので登ってみることに。
展望台からは首都高湾岸線と石油コンビナートらしき貯蔵施設がズラリ。 歴史的建造物と庭園のすぐ近くに港湾都市横浜っぽい姿が広がっていました。
さらに散策していると、旧矢箆原(やのはら)家住宅という合掌造りの住宅がありました。 まさに白川郷から移築された建物で、中も自由に見学することができました。
こちらは江戸時代頃に建築されたものを1960年に三渓園に移築。 こちらも重要文化財に指定。
中は昔ながらの生活空間を残していると同時に白川郷で実際に使用されていた生活用具や農具などが展示されています。
そんな訳であまり下調べせずにただ歩いただけって感じですが、じっくり散策するなら2~3時間以上は欲しいかもしれません。
もうちょっと小規模な庭園なのかなと思いきや思ったより見所というか歴史的な建造物がいっぱいあって意外と楽しめました。
神奈川で歴史的な散策スポットと言えば鎌倉なイメージですが、横浜もこういう場所があるんだなぁと再確認できた名所でした。
料金:入園料700円
◆バイク駐輪場
三渓園正門と駐車場の間の赤〇の部分にバイクを停めていいらしい?無料・数台程度
・隣接の駐車場は四輪・バス専用
見学時間:9:00~17:00(閉園の30分前最終入園)
定休日:12月29~31日
所要時間:90分~3時間程度
HP:三渓園
【訪問時期:2021年2月/最終更新:2023年1月】
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