北海道で有名な「えびそば 一幻」を新宿店で頂きました。

北海道観光客には有名な行列店。　けど東京でも食べれるよ

　今年6月の北海道旅行の際、新千歳空港の中にあったラーメン道場というラーメンフードコート的なエリアがあったんですが、その中で圧倒的に行列が出来ていたのがえびそば一幻です。

　えびそば一幻は札幌総本店の他にこの新千歳空港店があり、北海道外では新宿･八重洲･六本木の3店舗があります。
　北海道より東京の方が店舗数が多いというのはこれ如何に?とも思いますが、どうやら北海道観光客には大人気のラーメン店で、地元客と言うよりかは比較的観光客の割合が多めのラーメン店だそう。

　で、新千歳空港店では行列が50mくらい出来ていてスルーしてしまったので、その代わりにと新宿店に立ち寄りました。　えびそば一幻 新宿店。　新宿駅の北西側の飲食店が入り組んだ通りにあり、ちょっとわかりにくい場所にあります。　西武新宿駅や都営地下鉄新宿西口駅の方が近そうです。
　土曜日の訪問でしたが、通し営業なので15時過ぎくらいを狙って行ったら並ばずに入れました。

　店内はやや広めでカウンターのみの13席。　店内にも順番待ち用の長椅子があったので、外で並んでいる人がいる場合はその辺も踏まえて並ぶ時間を考えないといけません。
　意外にも明るく丁寧な接客をするお兄さん店員さんでして、あまり接客態度とか気にしない僕ですが、これには好印象。

　ラーメンは「えびみそ、えびしお、えびしょうゆ」の3種類がベースで、味の調整が「そのまま、ほどほど、あじわい」の3種類あります。
　「そのまま」はエビの風味が強めで、「ほどほど」⇒「あじわい」の順でエビの風味よりもとんこつベースの味が強くなってくるそうです。
　また、麺の太さも太麺と細麺の2種類がありますが、とりあえず北海道ラーメン＝太麺なイメージだったので太麺にしました。

　えびみそ 780円 (そのまま/太麺)　写ってないですが、ご飯小 110円も注文。

　到着した時点でかなり強めにエビの香りがします。　スープは確かにハッキリとエビの味わいが強く、今まで食べた魚介系のラーメンとは全く別物の海鮮風味のラーメンって感じです。
　しかしそれでいてベースの豚骨?の味もしっかり濃くて味噌ラーメンとして美味しく仕上がっています。

　ただ、少し悪く言ってしまうと、かっぱえびせんの味がするラーメンなんです(笑)　かっぱえびせんをすげぇ上品にしたポタージュスープと言うか。　まぁそれはそれでアリだと思います。
　あと写真に写っているピンク色のパウダー的なのはおそらくエビ風味のパウダーなんですけど、元々スープのエビ風味が強くてパウダーを混ぜても風味が変わったかまでわからないくらいでした。
　さらに黒いパウダー的なのもちょびっと入ってましたが、スパイシーになる訳でもなく結局なんだったのか謎の粉です。

　麺は北海道でよくある黄色い縮れ麺…かと思いきや、ストレートな太麺でかなり独特な弾力のある麺でした。　ハッキリ四角く角ばっていて加水率多めの麺。　少々好みが別れる麺かな？

　チャーシューや味玉についてはさほど特筆することもなく。　でも全体的にレベルが高いラーメンって感じで、少々高めのお値段なのも納得な味わいでした。

　ただ、じゃあ北海道観光に行ってわざわざ1時間以上並んで食べるラーメンかって言ったらそこまでじゃないかなと。
　札幌総本店の味が支店とは別物の美味さなら総本店に並ぶ価値はあるかもしれませんが、せっかく東京に支店があるのだから東京近辺在住ならいつでも食えるやんって思います。

　なので北海道観光に行って、札幌の一幻の行列見て諦めた人が行くお店って意味では貴重な東京支店だと思います。　ただ、東京の視点もお昼時は行列になるそうなので時間を選ばないと並ぶかも？