まるで北海道のような直線道路だらけの干拓地
しかし1957年、戦後の食料増産を目的として湖の大部分を農業用に埋め立てる大規模な干拓工事が始まりました。
その干拓工事で埋立地のエリアは当然ながらほぼほぼ農地ですが、西側の一部に住居や役場を整備されていて大潟村として一つの自治体が誕生しました。 合併や分割で誕生した市町村以外では現在、最も新しい自治体となります。
という言うわけで、大潟村のほとんどは埋め立てられた農地なので基本的にほぼすべての道が直線道路となっています。
メインの県道もそれ以外の農道もほとんどの区間で、北海道のような先の見えない長い直線道路を走ることができます。
そんな直線道路の続く県道298号線にあるのがこれ、大潟富士
その高さは富士山の1000分の1の3.776m、さらに頂上の標高(海抜)はちょうど0mと、なにげに計算されて造られた山です。
一度は国土地理院の地形図に掲載を求めたものの見送りになりましたが、現在は地形図に表示されています。
そのため日本一小さな山として有名な大阪の天保山(4.53m)を下回りましたが、宮城県の日和山(6.05m→津波により3m)には惜しくも届かず。 しかし標高で言うなら日本一低いので日本一マニアなら押さえておくべきでしょう。
ちなみにこの八郎潟の中に北緯40度,東経140度交会点記念碑【地図】(※フラットダートあり)があり、10度単位で緯度経度が交わる地点は日本の陸地ではここだけだとか。 残念ながら僕は時間が合わず行ってないんですが、こちらもマニア必見の記念スポットではないでしょうか。
大潟村には唯一?の大型施設の道の駅「おおがた」がありますが、道の駅で秋田名物のババヘラアイスを販売していました。
ババヘラアイスは遠藤冷菓が運営している移動式のアイスクリーム屋さんで、秋田県内の国道沿いや道の駅や大型施設や観光地などのあちこちで販売しています。
おばちゃん一人とパラソルを立てているのが目印で、高知のアイスクリンとそっくりですね。
住所:秋田県南秋田郡大潟村
料金:通行無料
バイク駐輪場:各所無料、四輪と共用
HP:大潟村/観光のご案内
【訪問時期:2008年~2013年に数回/最終更新:2021年1月】
★Googleマップで【道の駅おおがた】を見る★