本州最北端の町から北海道へ!
津軽海峡フェリー 大間港~函館港航路はマグロと本州最北端の町として知られる青森県大間町の大間港と函館港を結ぶフェリーです。 本州と北海道を結ぶフェリーとしては最短距離かつ最安料金で北海道に上陸することが出来ます。
・・・しかしながら、本州最北端の大間町にアクセスするにはそれなりの距離と時間が必要なので、関東近郊から青森まで北上する「自走」でここまで来るライダーは少ないのではないでしょうか。 どちらかと言うとじっくりと本州も走り回りたいライダー、いわば旅人ライダー向けのフェリーとも言えます。
こちらは大間フェリーターミナル。 10年くらい前まであった旧フェリーターミナルは掘っ立て小屋のような、ある意味最果てを感じられる建物でしたが、現在は立派な2階建てビルに変貌していました。
1階の受付でチケットを発券してもらい、2階には小規模ながらも売店とレストランが営業していました。 大間町では貴重な食材調達スポットかもしれません。
レストランのメニューはこんな感じでした。
ちなみに大間町内で食材やガソリンを調達するならマエダストア大間店※地図※ / ファミリーマートさとう※地図※(すぐ近くにコンビニのファミリーマート、ガソリンスタンドあり)が便利です。
フェリーは2013年に新造船で就航した「大函丸」と言う、かつて運行していた大間~函館航路の船名を踏襲した船になります。
バイクは最優先で乗船させられるので少なくとも出航の60分前(シーズン時は90分前)に受付を済ませておく必要があります。
基本的に船内の客室はゴロ寝できるカーペットブースの自由席となります。 場所取りは早い者勝ちなので早めに乗船されるライダーは有利?
別料金でリクライニングシートの席もありましたが、完全真横になって寝られるカーペットブースの方が居心地良さそうに感じるのは僕だけ?
あとはまぁ小さな売店や屋外展望デッキやラウンジなどあって過ごしやすい設備が整っています。
しいて言うなら青森~函館航路にはあったシャワーブースは「大函丸」には無いのでそれだけ注意。 お風呂に入りたいならば大間町の海峡保養センター【8:00~21:00(最終受付20:30)/無休/400円/※地図※】を、函館市の七重浜の湯【5:00~24:00/無休/460円(朝風呂9時まで420円)/※地図※】などがあります。
乗船時間は1時間30分と、短距離フェリー並みの時間で到着するので、ちょっと仮眠するくらいであっという間に到着するのは良いですね。
函館港が見えてきました。 函館港から乗船する場合は津軽海峡フェリーのフェリーターミナルと青函フェリーのフェリーターミナルの2か所あり、それぞれ2㎞ほど離れているので自分がどちらのフェリー会社を利用するのかしっかりチェックしておきましょう。
大間~函館航路の大函丸は1日2往復、シーズン時は3往復とかなり便数は少ないです。 朝便は大間発7:00とかなり早いので、キャンプ可能なら大間崎テントサイトで前日から泊まっておくのも良いかと思います。
逆に18:00に大間着のフェリーでキャンプ場以外の宿ならば、さすがに大間町内のホテルや旅館しかなさげ。 薬研温泉方面に行けば民宿あすなろという宿が、大広間をライダーハウス部屋にしているそうなので要電話確認。
函館側はライダーハウスのミートハウス、ライムライト。 函館ゲストハウス(元ライダーハウスウィロビー/バイクは宿到着20:00まで)などがあります。 ネットカフェのアイカフェ函館五稜郭店がありますが、市街地寄りなので治安的に少々不安かも。
シーズン時は青森~函館航路がキャンセル待ち状態になってしまうそうなので、この大間~函館航路は穴場の北海道上陸ルートかもしれません。 便数は少ないので早めに予約しておくといいでしょう。
案内:大間港・・・国道338号線と279号線との交差点を青看板「フェリーふ頭」方面へ。 大間町内の道は意外と複雑なので下記Googleマップ参照
函館港・・・国道227号線を青看板「港町フェリーターミナル」方面へ。 青函フェリー函館港と間違えないように。
◆料金(2019年5月時点/ネット割や学割などの特典あり)
スタンダード | カジュアル | ファースト | |
期間A | 1810円 | 2220円 | 2460円 |
期間B | 2260円 | 2770円 | 3080円 |
期間C | 2600円 | 3190円 | 3540円 |
※旅客料金に加え別途二輪料金が必要
自転車 | 125㏄以下 | 750㏄未満 | 750㏄以上 | |
期間A | 820円 | 1230円 | 1640円 | 2060円 |
期間B | 1020円 | 1540円 | 2050円 | 2570円 |
期間C | 1170円 | 1770円 | 2360円 | 2960円 |
運行便数:1日2往復、シーズン時3往復
※細かいダイヤは下記HP参照。 乗船手続きは遅くとも乗船60分前(シーズン時は90分前)までに済ませてください。
乗船時間:約1時間30分
HP:津軽海峡フェリー
【訪問時期:2013年6月/2017年9月/最終更新:2019年5月】