これといった見所は無かったけど・・・
五稜郭は日米和親条約によって函館が開港することに伴い、その防備を目的として1867年に完成しました。
星のマークを模したこの城郭は、元々ヨーロッパで発展した建築術で星型にすることにより死角を無くし城を守りやすくする防御型の城郭です。 ただ、ヨーロッパで見かける五稜形の城とは少し異なり、やや中途半端な完成度のためか戊辰戦争ではあまり効果を発揮できなかったようです。
ちなみにこのような五稜形の城は函館の他にも長野県佐久市の龍岡城などにあります。
五稜郭タワーから見る五稜郭(2008年) 五稜郭タワーから五稜郭を眺める人はたくさんいるけど、じゃあ「五稜郭の中にに入ろうか」となると、あまりいないようなイメージがあります。
まぁ正直なところ、歴史について詳しくない限り特にこれといった見所が無いなぁというのが第一印象です。公園自体は遊歩道が整備されていて自由に散策できるようになっています。
五稜郭の堀
公園内に戊辰戦争時代の大砲が展示されています まぁ公園自体は広いですし、所々に歴史的な価値があるのかなと思いますが、星形の地形以外にこれと言った見所が無かったんです。
そんな五稜郭ですが2010年に五稜郭公園内に箱館奉行所という資料館がオープンしました。 箱館奉行所は幕末の函館開港の時に併せて建てられた役所で、防御型の城塞である五稜郭が作られた由縁になります。
現在は当時の箱館奉行所の外観内部を再現され、中では当時の函館と五稜郭を案内するシアタームービーが放映されています。
ただ、どうも入場料に対して見所が無いなぁと思って入りませんでした。もうちょっと歴史好きになってたら考えが変わってたかもしれませんが・・・
そんなわけで、知名度の割りにちょっと魅力に欠けるかな?って思った場所でした。 けど時間があれば散歩がてらじっくり散策していると面白い場所もあるかも?