北海道唯一の日本式城郭
松前城は1606年に蠣崎家(後の松前家)が「福山館」として陣屋を築き、後にロシア艦隊が来航したことを期に北方警備を目的として、1849年から福山館を松前城として改築して完成しました。
なお、北海道で築かれた日本式の城としてはここ松前城のみ(五稜郭はまた別)、さらに歴史上日本で最後に築城された城であり、日本で一番北にある城でもあります。
一番~~とか、最北の~~とかが好きな人には、ちょっと惹かれる城ではあります。
松前城 3階建てのかなり小さな城です。
と言うのも、松前城は1949年に同じ敷地内にあった役場からの火事が飛び火して焼失。
1959年から1961年にかけて鉄筋コンクリート造で再建されたものなので、建物そのものの歴史としてはかなり浅い城です。
現在松前城は松前城資料館として有料開放されています。
僕が見たのは松前城の外観程度で、敷地内にも入ってないのでこの評価。
松前城周囲は今も城下町の名残のある町並みで、観光として楽しめる価値はありそうです。
また、耐震基準不足により現在の松前城を取り壊し、江戸時代当時の木造天守を復元させる計画が進行しています。 これが実現すれば最短でも16年前後の長い整備期間に入る可能性があります。
ちなみに毎年8月13日に、松前城下時代まつりとして武者姿でバイクを走るイベントをやっています。(画像:函館市公式観光サイトはこぶら様より)
250㏄以上のバイクがあれば誰でも参加OKなので、是非参加してみてください。 詳しくは北海道松前藩観光奉行HPから。
案内:国道228号線から「松前城」の案内板あり
料金:松前城資料館入場料360円
バイク駐輪場:無料,四輪と共用
営業時間:9:00~17:00
定休日:下記開館時期中は無休
開館時期:4月10日~12月10日
所要時間:20~40分
【訪問時期:2011年9月/最終更新:2019年4月】