世界遺産「神宿る島 宗方・沖ノ島」の総社
宗像(むなかた)大社は全国7000余りある宗方神社と厳島神社の総本社で、伊勢神宮、出雲大社と並んで最も高貴な神に贈られる称号「貴(むち)」を持ち、道主貴(みちぬしのむち)と称されています。
宗像大社は3社に分かれていて、その中の1つ、沖ノ島の「沖津宮」は2017年に世界遺産「神宿る島 宗像・沖ノ島」の構成資産として登録されたことで話題を呼びました。
沖ノ島は一般の人は上陸禁止の神聖なる島なので、多くの参拝客は宗方市内にある総社に参拝に行くことになります。
元々海上安全の神として知られている神社だったことから、現在は交通安全の神としても信仰を集めています。 そのためか駐車場は広くて、大きな祈願殿が建ち構えています。
駐車場から本殿まで歩いて5分ほど。境内の中をまっすぐ歩くと本殿に着きます。
宗像大社拝殿 重要文化財に指定されています。
ちょっと横から回って本殿も眺めてみました。
普通に参拝するだけなら10分少々で済んでしまいますが、境内右手から続いている高宮祭場もぜひ参拝してください。
人が多い参道から外れると森の中の参道を進み、一気に空気が変わるのがわかります。
高宮祭場
宗像三女神(沖津宮・中津宮・辺津宮)の降臨地と伝えられている、神聖な場所です。
宗像大社の境内とはまた違う、神聖な空気の中ひっそりとたたずむ不思議な空間にどことなく心が洗われる気がします。
ちなみに本殿とは別に、道で隔てるように第二宮・第三宮があります。第二宮が沖津宮分社、大三宮が中津宮分社となっていますが、この時はあいにく工事中で参拝できませんでした。
時間があるなぜひこちらも参拝したいところです。
案内:福岡県宗像市田島2331
料金:参拝無料(神宝館入館料800円)
バイク駐輪場:無料、四輪と共用
・700台収容の第一駐車場の他に第二、第三駐車場(いずれも無料)までありますが、よほどのシーズンでない限り第一駐車場に停められると思います。
参拝時間:自由
・神宝館9:00~16:30、16:00最終受付(年中無休)
所要時間:30~45分
HP:宗像大社
【訪問時期:2017年4月/最終更新:2019年6月】