四国最西端、日本一細長い岬の先端へ!
佐田岬(さだみさき)は四国最西端に位置する細長ーい半島の先端にある岬で、付け根から佐田岬までは約50kmもあります。 対して南北にはせいぜい1~3㎞ほどの幅しかないので日本一細長い半島として知られています。
ちなみに日本本土最南端と知られている鹿児島県の岬は佐多岬(さたみさき)です。 お間違い無きよう。
そんな長い道中の終点には佐田岬灯台までの散策道があります。 ひたすら走って、九四フェリー三崎港から佐田岬駐車場までですら約15㎞ある上、道幅も1~1.5車線ほどに狭くなります。 佐田岬駐車場に着いても灯台までは1.8km、ゆったり歩いて往復1.5時間ほど歩く必要があります。
さすが日本一細長い半島、簡単には先端までたどり着かせてくれません・・・
散策道の道中は木々に囲まれた遊歩道であったり、坂道や階段が続いてたりとアップダウンが激しくてかなり体力を使います。
10分ほど歩いたところでキャンプ場がありました。 バンガローもあって立派に整備されてますが、駐車場からここまで荷物かついで行くのはちょっと・・・ Googleマップやはちのすさんの口コミによると2016年頃にはキャンプ場は閉鎖され、バンガローなどの施設は取り壊されたそうです。
また、道中には砲台の格納庫跡もあって、廃墟や戦争遺構好きにもちょっと好かれそうなものもありました。
その砲台跡まで進めば第一の展望スポット、椿山展望台に着きます。 椿山展望台から見る佐田岬灯台と九州方面
かなり近づいてきた佐田岬灯台と遠くには九州が見渡せます。 ここから佐田岬灯台まではもう一息。
長い階段を下ってようやく佐田岬灯台までたどり着きました。
佐田岬灯台は高さ18m、海上からの高さは48.7mとなり、岩礁地帯の多い難所である佐田岬~佐賀関の海の安全を担っています。
佐田岬灯台の展望台には四国最西端の記念碑があります。 ここまで来てようやく四国最西端制覇です。
そしてこんな離れた場所にも漁港があってびっくり。 毎朝ここまで来て漁をしているのだろうか。
椿山展望台よりは高さがないもののより海を近くに感じられる展望台です。
ここまで来るのには予想以上に時間がかかってしまうので、特に九四フェリーに乗る予定の人はかなり時間の余裕を持って行くのが無難です。
バイクを走らせるのも展望台まで歩くのもかなり時間をかける分、達成感はハンパないものなので一度は挑戦して見るといいでしょう。
案内:国道197号をひたすら西進、三崎港から県道256号に切り替えて佐田岬半島へ。 県道256号はやや道幅が狭いので注意。
料金:無料
バイク駐輪場:無料,四輪と共用
見学時間:自由(道中照明無し)
所要時間:三崎港から佐田岬駐車場まで片道約15㎞25分、駐車場から四国最西端碑まで片道徒歩約20~40分
・四国最西端碑までは想像以上に時間が掛かるので九四フェリーを予約した上に立ち寄るなら、かなりの時間の余裕を持ってください。
HP:佐田岬広域観光推進協議会
【訪問時期:2011年10月/最終更新:2020年5月】