10数棟もの廃アパート群が今も残る廃墟スポット
松尾鉱山は19世紀末から1969年まで主に硫黄や黄鉄鉱を採掘していた鉱山で、当時の労働者が住居としていたアパート群が現在も廃墟として残されています。
岩手県側の八幡平アスピーテラインからちょっと離れた道沿いから眺めることが出来ます。
現在も衛星写真から確認出来る限りで12棟もの廃アパートが残されています。
最盛期の1960年頃には1万3000人以上もの労働者とその家族が居住し、病院や学校なども建設され、1つの鉱山町として発展しました。
1972年の閉山後もほとんどのコンクリート建築物が残されたまま廃墟化していき、現在も廃墟マニアのみならず、写真集やテレビ番組や映画のロケ地としても取り上げられたりと、非常に有名な廃墟スポットの1つとして知られています。
廃アパート群周辺は当然ながら立入禁止で、すぐ近くの道路から見る範囲での見学となります。 道路から見ると少々距離が離れていますが・・・
1棟だけなぜか道路に面した位置に建っています。
外側から見るだけでもかなり朽ち果てている感じが読み取れます。
一見すると何もない草原だらけの八幡平の山麓に、突如現れる廃アパート群は確かにそこらの廃墟スポットには無い荒廃さと神秘的な感じがします。
これだけのスケールで残されている廃墟もそうそう無いので、廃墟マニアだけでなくとも立ち寄って見て欲しいスポットです。
※松尾鉱山アパート群内には絶対に立ち入らないようにしてください。
料金:見学無料
バイク駐輪場:無し。短時間かつバイクからそんな離れないならその辺に停めて問題ないかと
見学時間:特に制限なし
所要時間:約10分
HP:八幡平市/松尾鉱山資料館
※旧松尾鉱山アパート群とはかなり離れた位置にある松尾鉱山資料館【地図】にて松尾鉱山の歴史などの資料が展示されています。
興味のある方はぜひ
【訪問時期:2017年9月/情報更新日:2020年11月】