白樺並木を貫く高原道路
この区間は標高1500m級の峠を越えますが峠道らしい峠道は全く無く、ほとんどの区間でなだらかなストレートが続く坂道となっているので、とても快適に走ることが出来ます。
民家が点在する田舎の山道をしばらく進むと、この区間唯一の大型ヘアピンカーブの先に小さな展望台があります。 三望台という展望台です。
三望台から先に進むとこの区間の醍醐味、白樺並木が続く高原ロードとなります。
雨境峠(標高1530m)を越えてしばらく進んだところに牛乳専科「もうもう」という牧場併設のレストハウスがあります。
意外とスッキリとして飲みやすい牛乳で、他にも牛乳ソフトクリームやコーヒー・焼きたてパンなどもあり。
そのレストハウスのすぐ裏には鳴石(なるいし)というよくわからない巨石があるそうなので行ってみます。
「鳴石は、古代東山道の雨境峠を中心とした祭祀遺跡群の一つで五世紀頃から中世にかけて古代の祭りの場であったと云われる。
(中略) この辺一帯から滑石製の勾玉などが多く出土したことから「勾玉原」とも呼ばれている。
「鳴石」はまた、まれに見る重ね餅状の巨石で、かつて「鏡石」とも呼ばれた。打つと神秘的な響きが人々の心を安らげることから、檀の古木と共にこの原の名所となりこの石にまつわる伝説も数多い。
(中略) 昭和四十年町指定文化財として保護されている。」(現地案内板より)
とのことで、確かに鳴石周辺にはそれらしき大きな石もありますが、これだけといえばこれだけです。 歴史が好きな人はちょっと立ち寄ってみては?
★Google マップで【牛乳専科もうもう&鳴石】の地図を見る★
※「もうもう」の営業時間:9:00~17:00、4月上旬~11月下旬のみ営業(営業期間中は無休)
この先1kmほど南下すると女神湖が見えてきます。
女神湖周辺まで来るとホテルやスキー場が立ち並ぶ高原リゾート街となっています。 そんな高原リゾートの中、県道から少し外れて山道を進んだところに夢の平展望園地があります。
この先県道40号は白樺湖直行と蓼科高原経由白樺湖に別れます。 僕は直接白樺湖まで行きましたが。
道中を並行する国道152号よりも走りがいのある(152号走ったこと無いけど)高原道路だと思います。 山に囲まれた長野の道路を実感できる良い道です。
料金:通行無料
バイク駐輪場:各所無料/四輪と共用
該当距離:約20km(立科市街~女神湖)
交通規制等:冬季通行止めの区間あり
【訪問時期:2014年4月/最終更新:2021年5月】
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