ベタな東京観光の代表ですが
東京観光・修学旅行のド定番中のド定番の浅草寺(せんそうじ)は東京都内最古の寺院で、628年に檜前浜成・竹成兄弟(ひのくまのはまなり・たけなり)が現在の隅田川で漁をしていたところ、網に仏像が掛かったのでそれを自宅で供養したことから始まりとされています。
これを機に隅田川沿いの小さな漁村だった浅草は増え続ける信徒と共に発展していきました。
浅草寺の顔とも言える雷門周辺には多くの観光客が記念撮影をしようとごった返しているので、人を移さず雷門を撮るのは至難の業。
雷門は1865年に焼失して以降しばらく再建されなかったのですが、松下電気産業(現パナソニック)創始者松下幸之助氏の寄進により1960年に再建されたものです。 この有名な提灯も松下幸之助氏によって寄贈されたものです。
そんな雷門のすぐ向かい側にある一風変わった高層ビルは浅草文化観光センターでして、その名の通り浅草観光についてのインフォメーションやボランティアガイド、軽食や売店などが入っている観光情報施設なんですが、最上階は無料の展望テラスとなっていて、ここから見下ろす浅草寺や東京スカイツリーの景色がオススメでございます。
無料という事なので気兼ねなく最上階へ。 奇抜な外観で目立つ上に観光施設なので観光客でごった返しているかと思いきや、意外と空いていました。
そもそも浅草で観光客が気軽に高いところまで行ける施設ってのが無かったので、上から見る浅草寺というもの自体が新鮮な風景でして、仲見世商店街を含めた浅草寺の全景を一目で見渡せるのはちょっと感動しました。
違う方向からはスカイツリーやうんk…いやアサヒビールの施設の景色も見られます。 無料でちょっとした休憩ポイントと展望台があるのは非常に助かるかなと思います。
浅草文化観光センターを出て、雷門周辺や仲見世通り周辺には下町らしい様々なお店が並んでいて、探れば探るほど楽しめそうな町並みになっています。 時間があればじっくりと周ってみると面白そうな発見があるかもしれません。
特に仲見世通りにはこれまた修学旅行では定番の人形焼きを中心にお土産屋や食べ歩きできる軽食がズラリと並んでいて賑わっています。
そんな賑わいの先にずっしりと構える宝蔵門の姿も印象的。 浅草寺なんて何年ぶりかわからないくらいですけど、こんなにでかかったっけ?と思えたのが宝蔵門と本堂の建て構え。
高さ21mの宝蔵門(仁王門)と高さ約48mの五重塔。 宝蔵門の裏側には超巨大なわらじが吊り下げられてるのでそれも必見。 わらじは仁王様の力を表していて、魔よけの意味があるそうです。
それよりも印象的だったのが本堂のでかさ。 写真だと今ひとつわからないですが、とにかく屋根がものすごくでかい。 屋根の勾配が急だからか余計にインパクトがあるように感じます。
本堂の高さは約29mと先ほどの宝蔵門よりも高さがあります。
本堂内部の天井画も素晴らしいので、参拝を終えたら上を見上げてみてください。
ベタすぎる東京観光するなら外せないところですが、改めて行ってみるとやはりベタな観光名所なりの面白さがあるので、たまにはいいかもしれません。
ちなみに、メトロ浅草駅近くの吾妻橋はスカイツリー全体を眺められる有名撮影スポットです。
先ほどの浅草文化観光センターからのスカイツリーも良いですが、地上から見上げるスカイツリーの景色もまた定番中の定番の景色なのでついでに立ち寄ってみてみましょう。