海岸沿いの大洞窟の中に本殿がある特異な神社
鵜戸神宮(うどじんぐう)は宮崎県南部の日向灘沿いの断崖にある神社で、日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)を主祭神としています。
断崖の中に建てられた本殿や、全国でも珍しい石段を降りて参拝する「下り宮」でもある、かなり変わった神社です。
神社の大部分は海に面していて、岩礁が続く日向灘の海岸を見ながら本殿へ進みます。
写真左側の「玉橋」を渡った先、石段を降りると本殿へ着きます。
ここが鵜戸神宮本殿。 海岸沿いのだだっ広い洞窟の中に大きな本殿が立っています。 これには思わず「おぉ・・・なんだこれ・・・」と声が出てしまいます。
鵜戸神宮本殿はこれまでに何度も改修を重ねてきましたが、様式は当時のまま残されていることから県の重要文化財に指定されているそうです。
本殿の裏側を周って洞窟内を一周する事ができます。 本殿裏には安産や育児にご利益のあるとされる「お乳岩」や「お乳水」などがあります。
そしてここにはもう一つ独特な特徴があって、本殿前の授与所にて「運玉」を貰ってそれを「亀石」と呼ばれる岩の窪みに投げ入れる運試しがあります。 運玉(写真手前)を授与所にて5個100円で貰って、亀石の輪の中の窪み(写真奥)に投げ入れます。
ただし、男性は左手で,女性は右手で投げるという条件も。 亀石の枡形に当たるだけでもいいらしいけど、ここは窪みの中に入れたいところ。
やってみると・・・全然ダメでした。 意外と狙いにくいのと、岩にあたるとかなりはねるので一発で窪みの水に入れないと難しそうです。 くそう・・・右手で投げてたら入ってた・・・かな?
こんな感じで、参拝目的よりも本殿のインパクトさや運玉の運試しを楽しむような神社ですが、ここまで特色のある神社も中々無いでしょう。
ちなみに、ここで御朱印も貰いました。 初穂料300円。
住所:宮崎県日南市宮浦3232 国道220号「鵜戸」交差点を海側へ曲がり、右手に大鳥居が見えたらそこを潜って道なりです。大鳥居から鵜戸神宮までは漁港沿いのやや細道なので注意
料金:参拝無料,運玉5個100円
バイク駐輪場:鵜戸神宮前に小規模な第1駐車場と広めの第2駐車場、徒歩15分の位置にも大駐車場あり。いずれも無料/四輪と共用
参拝時間:6:00~19:00(4月~9月)/7:00~18:00(10月~3月)
所要時間:約40分
HP:鵜戸神宮
【訪問時期:2013年9月/最終更新:2019年9月】
★Googleマップで【鵜戸神宮 (第1駐車場)】を見る★
・第1駐車場が最寄ですが、収容台数は少ないので満車の場合は100m手前の第2駐車場へ
・鵜戸神宮駐車場は上記の他にも大駐車場(地図)があって、こちらの方が駐車場が広くてアクセス道も幅広ですが、大駐車場から鵜戸神宮までは長い階段付きの徒歩約15分の道のりです。