【閉店→再開】【食】 だるま堂の焼うどん ★★☆ 【北九州市】

九州・沖縄
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汚い・無愛想などの感想はとりあえず置いといて。 焼うどん発祥の店

 2019年12月6日、2代目店主の名物おばあちゃんだった坂田チヨノさんがお亡くなりになり(西日本新聞)、お店は閉店しました。 生涯現役を貫き、独特な人柄でお店を切り盛りしてきた姿は忘れられません。 ご冥福をお祈りします。

 そして2020年7月23日に、まちづくり団体「小倉焼うどん研究所」が経営を引き継ぐ形で同住所にて再オープンしました。 往来の味を再現した「焼うどん」「天窓」の他に「小倉焼うどん研究所」独自のメニューを加えてたり、店舗もリニューアルされてキレイになったそうです。

※以下の記事は2013年訪問時、2代目店主の坂田チヨノさんが現役だった頃の記録となります。
 

 何かのロボットみたいでカッチョイイ小倉駅。
 この小倉駅から歩いて5分ほどの場所に焼うどん発祥の店があります。 おそらくは日本初ではなく小倉での焼うどん発祥だと思いますが・・・。

(画像:@nifty デイリーポータルZより)
 だるま堂と言うお店で、細い路地の繁華街のさらに細い呑み屋通り的な商店街に入ったところにあってかなり見つけにくいです。
 お店は小さくて、この商店街も寂れたのんべえ横丁っぽくて、一見さんにはちょっと入りにくい雰囲気があります。

 で、先に言うと接客やサービス、味やボリューム、居心地や清潔感に”ほんの少し”でもクオリティを求める人には全くオススメできません。 この店にそういう期待をして行くのはナンセンスかなと。

 店内はカウンター7席ほどのみの狭いスペース。 畳2畳ほどの調理場に腰の曲がったおばあちゃんが1人で切り盛りしています。
 ここの特徴は入店すると同時にうどんを焼き始めること。 そしておばあちゃんも客が来たからって注文を聞いたりしないのでこちらから一方的に注文しましょう。
 メインメニューは「焼うどん」と「天まど(玉子入り焼うどん)」のみなので入店前に決めといたほうがいいかも。 どうせ卵を入れるか入れないかの違いなので、入店するなり焼きだしても後でどうとでもなるんでしょう。

 焼うどんを作るおばあちゃんの動きは見た目とは裏腹に機敏。 テキパキと手際良く焼うどんを作る様子を見つつ待ちます。焼きうどん 450円(当時)
 乾麺を使用した焼うどん,キャベツ,玉ねぎのみ。 全体的な量は少なめ。
 魚介の香りがするソースで味付けされているが味の濃さは控えめで素朴なお味。 所々焦げ目があるのが少々苦味があってそれがまたいいアクセントになってる。
 お店の雰囲気どおりというか、素朴な味わいというか。 まぁ普通の味なんですけどね。

 正直、味よりもあの腰の曲がったおばあちゃんが記憶に残ります。 単に「焼うどん発祥の店」というキーワードだけでは無く、この店とおばあちゃんだからこその独特な世界を持った空間なんだなと思いました。
 お店の質や味が最低みたいな口コミも多いですが、もはやここはそういう評価を超越した存在なのではないかと。

 単純に「有名だから」とか「焼うどん発祥だから」という理由だけで行くような場所ではないです。 行くならば、何が起きてもすべてを許すくらいの寛大な心で行けばいいと思います(笑)

◆ だるま堂の焼きうどん ※営業再開
住所:福岡県北九州市小倉北区魚町1-4-17 鳥町食道街
料金:だるま堂焼うどん550円・天窓650円など(2021年5月確認)
バイク駐輪場:無し
小倉駅の自転車駐車場に駐輪可。北口のが停めやすいかも。徒歩約7分【1日150円/99台収容/6:00~22:00】※地図※
コレット前駐輪場が最寄だが125cc以下限定。徒歩約5分【2時間無料,以降1回250円/8台収容/24時間OK】※地図※
・クエスト前駐輪場は全排気量OK。徒歩約6分【1時間無料,1日300円/約20台収容/24時間】※地図※
営業時間:月・火・日…11:00~18:00/木・金・土…11:00~21:00
定休日:水曜日
参考HP食べログ/だるま堂
【訪問時期:2013年9月/最終更新:2021年5月】
★Googleマップで【だるま堂】の地図を見る★

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