薩摩半島と大隅半島の南端を繋ぐ便利な航路
※このページは2007年と2009年に乗船した際の写真や記録です。 2019年現在運営している「フェリーなんきゅう」とは違う運営会社の航路と船舶となるため、記事中に紹介されている船舶等は現在運行されていません。
なお、現在も「フェリーなんきゅう」により同航路のカーフェリーは運行されています。
鹿児島県の大部分を形成する大きな半島の薩摩半島と大隅半島の南端を船で結ぶ航路があります。
割と昔からある航路なんですが運営会社は幾度と変わり、2019年現在はフェリーなんきゅうが運行している山川・根占フェリーです。
この航路は開聞岳や指宿温泉のある薩摩半島南端の町、指宿市山川港と日本本土最南端の佐多岬に近い大隅半島南部の町、南大隅町根占港を海で繋ぐ国道269号線の海上ルートで、鹿児島南部のツーリングの際には非常に便利な航路です。
しかし前述のとおり、この航路は2006年頃から2010年ごろまで利用客の不調から運行会社が撤退したり一時休止する時期もあったりと紆余曲折ありました。 それでも2019年現在のところ「フェリーなんきゅう」から定期運航しているそうで一安心。
僕が利用したのは2007年と2009年の計2回。 当時はちょうど運行継続か撤退かでゴタゴタしつつも官民共同で運営していた時期だったと思います。 大隅半島側にある根占港。 短距離フェリーらしいローカルな雰囲気漂う建物です。
根占港の桟橋と当時運行していたフェリー。 現在はもっと小型のカーフェリーとなっています。
当時も今も1日4往復(夏期土日祝のみ5便目あり)と本数がかなり少ないです。 なのでうっかり乗り遅れちゃうとツーリングの計画に支障が出てしまうので注意。
船内の様子。基本的に靴を脱いでごろ寝できるフラットスペースがメインでした。 が、今は違うと思います。
当然ながらシャワーなどは無く、必要最低限の設備ですが、約50分の船旅なので問題なし。 もちろん外のデッキへ出て海を眺めることも出来ます。
そして薩摩半島の指宿市山川港へ到着。 50分の船旅と言うのは長すぎず短すぎず、ツーリングのちょっとした小休憩にはちょうどいいですね。 けど、ちょっと眠くなる長さかも?
ついでに山川港から走ってすぐにある道の駅山川港活お海道のレストランへ行きました。 かつおが山川港名物とのことで、かつおの漬け丼500円(当時)を食べました。 やや甘辛いタレとかつおの相性が良くておいしかったです。
他にもリーズナブルな値段で海鮮料理が食べられるのでちょっとオススメ。
鹿児島湾を大きくショートカットできる山川-根占航路は開聞岳周辺や佐多岬を一日で周れるのでかなり重宝するルートです。
住所:指宿市山川金生町38-1(山川港)、肝属郡南大隅町根占川南721-20(根占港)
◆料金(2019年10月時点/二輪は別途旅客料金が必要)
旅客:800円
自転車:500円
125㏄未満:800円
750㏄未満:1000円
750㏄以上:1300円
※1日1往復の高速船は旅客(1000円)・自転車(500円)のみ受け入れ可能
運行便数:1日4往復 (3月~10月の土日祝は1日5往復)
・最終便は16時または17時と早いので注意
・出航時間の30分前までに乗船手続きを済ませてください
所要時間:約50分
HP:フェリーなんきゅう
※最新の料金や時刻表などはこちらで確認してください。
【訪問時期:2007年8月/2009年8月/最終更新:2019年10月】
★Googleマップで各地点の地図を見る★
【山川港(薩摩半島/指宿市)】 ◆ 【根占港(大隅半島/南大隅町)】