最果て感ある沖縄本島最北端
辺戸岬は沖縄本島最北端の岬で道中はヤンバルの山林地帯ばかりの中から一気に開けているので、とても最果て感のあるスポットになっています。
ちなみに”沖縄県”最北端は硫黄鳥島という今は無人の島で到達はほぼ不可能。 そのため気軽に到達できる沖縄県最北の地点は辺戸岬と言うことになります。
ここ数年でリニューアルされたのか、整備されてまだ新しめな駐車場とテラス席の食堂、沖縄本島北部をメインとした観光案内所と軽食を販売している施設がありました。
軽食からしっかりとした食事まで提供されている「こうようパーラー」。 沖縄では定番のブルーシールアイスも少ない種類ながらもありました。 辺戸岬周辺エリアでは貴重な飲食店です。
一方、もう一つの屋内施設の辺戸岬観光案内所の1階には沖縄本島北部の観光名所がズラッと紹介されていて、帰り道に立ち寄れそうなスポットもチラホラ見つけることが出来ます。
辺戸岬観光案内所の2階は軽食喫茶と展望テラスとなっていて、一段高い場所から辺戸岬全体を見渡すことが出来ます。
そして駐車場から辺戸岬の先端までぐるっと見学できる散策路が続いています。 1周して10分くらいかな?
大石林山から続くカルスト地形はこの辺戸岬まで続いていて、ところどころ岩が露出していてちょっと沖縄とは思えない景色となっています。
そんなカルスト台地が続く遊歩道の中で、あちこちに石碑が点在しているのが辺戸岬の特徴? ちょっとした説明書きの石碑も入れると5~6ヶ所くらいあったかな。
その中でも目を引くのがこの真っ白な石碑。 こちらは辺戸岬のある国頭村と鹿児島県与論島との友好の石碑です。
辺戸岬からもうっすらと確認できる鹿児島県与論島ですが、沖縄がアメリカ領の統治下だった時代はお互い近くて遠い存在の島でした。 そんな中でもお互い仲良く交流を続けていた友好のあかしとしての石碑だそうです。
そしてメインの展望台となる場所には1972年の沖縄返還の際に設置された日本祖国復帰闘争碑があります。
ここから見る沖縄の海は青くて綺麗なんですが、沖縄のイメージでいうエメラルドグリーンではなく、北日本の日本海のような真っ青な海となっています。 北海道で見た積丹ブルーに近い色で、まさかこんな荒々しい海を沖縄で見られるとは。
溶岩で出来た荒々しい台地の崖も相まって、本当に日本海の絶壁のような感じな景色を味わえます。
ちなみに、辺戸岬を散策するルートから少し離れた所にも展望台がありました。
ちょいと引き際に辺戸岬の散策ルートが一望できますが、わざわざこちらも立ち寄ってまで見に行くことも無いかな?
大石林山方面の景色はそこそこ良かったです。
沖縄ツーリングをするからには最北端まで目指してみたくなるのがライダーの心。 沖縄本島ツーリングの目標地点としてふさわしい絶景が待っています。