沖縄最大の聖地
斎場御嶽は平成24年より、観光・見学と古くからの祈りの地として両立していくために、約3分間のビデオ上映や年2回の休息日や御嶽入口より徒歩約10分の距離にある駐車場などが設定されました。 以前よりも所要時間が掛かるので時間に余裕を持って散策してください。
↓以下は2011年に訪れた際の写真と記録です(一部2019年の画像あり)↓
斎場御獄(せーふぁうたき)は15~16世紀の琉球の始祖「アマキミヨ」が国始めに造ったとされる御獄(うたき:聖地)です。 斎場御獄の他にも沖縄各所に6ヶ所の御獄が造られ七御獄と呼ばれていますが、その中でもここは斎場(せーふぁ:最高位)と称されるとおり最高位の聖地として今でも崇められています。
その信仰の高さと歴史的重要な場所として首里城などと共に世界文化遺産に指定されています。
冒頭の案内の通り、平成24年以降から観光客用の駐車場は国道331号線沿いにあるがんじゅう駅「南城」(南城市地域物産館)に車・バイクを停めて斎場御嶽の入場券を購入します。
ここから斎場御嶽入口まで徒歩約10分。 なだらかな上り坂の道中なので飲み物を確保しておきましょう。 斎場御嶽までの道中に自販機もあります。
2011年はまだ斎場御嶽近くの駐車場が利用できたので、御嶽入口にて入場料を払って斎場御獄へ。 しばらくは森の中の散策道を歩いていきます。
所々に奇岩や怪岩があったり南国特有の木々が生い茂ってたりと物々しい雰囲気が感じ取れます。
10分弱ほど歩くとかつて重要な儀式が行われた大広間へと着きます。 ここは寄満(ゆんいち)と呼ばれ、かつて儀式や礼拝に訪れた国王への食事を作る厨房だったそうです。
その先にあるのが有名な三角岩と三庫理 二つの鍾乳石が重なって出来た空間はなんとも不思議な光景。 この三角岩の突き当たりの場所が三庫理です。
三角岩を潜って反対側(三庫理)から この三角岩と三庫理それぞれ礼拝所として崇められていて、純粋に祈りを捧げに来る参拝者が多いです(参拝者に近づいたり参拝者が映るような写真を撮らないでください)
三角岩のすぐそばには二本の鍾乳石の下に小さな壷が置かれています。 これは鍾乳石から滴り落ちる水を受け止める壷で、霊水として使われたり水の様子で吉兆を占ってたりしていたそうです。
そして三角岩と一緒に見て欲しいのが三庫理から見るこの景色 まるで森が天然の額縁のように空いていて、そこから神の島と呼ばれる久高島が見えます。
ちなみに久高島と斎場御獄と首里城は一直線に並んでいて、お互いに重要な信仰の場であったとうかがわせます。
琉球王国開祖の歴史を物語る中で一番重要な場所なので、史跡巡りをするなら絶対に外せない場所です。
◆ 斎場御嶽 ◆
案内:駐車場は国道331号沿いの「がんじゅう駅 南城(南城市地域物産館)」の駐車場を利用。 駐車場から斎場御嶽まで徒歩10分料金:斎場御嶽入場料300円
バイク駐輪場:「がんじゅう駅 南城」の駐車場を利用(無料/二輪専用スペースあり)
見学時間:3月~10月…9:00~18:00(最終入場17:15)
11月~2月…9:00~17:30(最終入場16:45)
定休日:年2回、旧暦の5月1~3日と10月の1~3日の各3日間を休息日として閉鎖
・詳しい日程やその他の注意事項は下記HPを参照
所要時間:60~90分(駐車場発着)
HP:南城市/斎場御嶽
【訪問時期:2011年6月/最終更新:2020年1月】
★Googleマップで【斎場御嶽駐車場(がんじゅう駅 南城/南城市地域物産館)】を見る★
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