知床に繋がる北海道有数の峠道
知床横断道路は国道334号線の羅臼~ウトロ間の約27km部分のことで、北海道では数少ない峠らしい峠道になっています。 北海道の中でも雪の降り始めが早く、除雪もされないため開通時期は5月上旬~11月上旬頃までと、日本の国道の中で最も通行可能期間が短い国道とも言われています。 5月や11月と言うことは、かなり早めor遅めに上陸するライダーはちょっと注意した方がいいかもしれませんね。
羅臼側の峠道
樹海のように広がるハイマツの中を道がウネウネと続いています
ウトロ側は緩い傾斜の直線部分の多い山道に対して、羅臼側は急勾配の急カーブ続きの峠道です。 羅臼側のほうが視界が開けているので景色がいいところが多いです。 峠の頂上に知床峠唯一の休憩所「知床PA」があります。 広めの駐車場とトイレ程度で売店等はありませんが、ここからは羅臼岳を間近に見ることができるので多くのライダーや観光客がここで足を止めて小休憩をしています。 知床連山を代表する羅臼岳です。
ただ、周辺の天気がよくても頂上まで行くと高確率で霧が発生しているので、なかなか羅臼岳をお目にかかることはありません 大体いつもこんな感じ。羅臼岳が見えたらラッキーだと思ってもいいくらいです。 数メートル先もわからないくらい濃い場合もあるので、注意してください。 かなり怖いです。
頂上だけ天気が悪いならまだいい方で、峠を隔ててウトロ側と羅臼側で天気が急変することもあります。 斜里~知床では青空見える快晴だったのに、峠を越えたら雨ザーザー・・・実際にこんなことに会ったことがあり、散々だったけどある意味感動しました。 知床連山の凄さを知るいい思い出になりました。 2017年再訪時も晴れては居たのに、肝心の羅臼岳の所だけ雲がかかっていてお目に掛かれず・・・
ちなみに、野付~斜里の区間で知床と羅臼をパスする国道244号線があります。 知床半島を無視するのはもったいない気もしますが、最初から知床羅臼に寄るつもりが無いなら国道244号線を使ったほうが時間と距離の短縮になります。
バイク駐輪場:知床PAに無料駐車場あり,四輪と共用
該当距離:約32㎞(羅臼道の駅~知床道の駅)通行規制等:冬季閉鎖・・・11月上旬~5月上旬(気候によって変動あり)
【訪問時期:2007年~2017年に数回/最終更新:2019年1月】