日本一とされる2本の大スギ
杉の大スギは大豊町の国道32号線から少し山奥に入ったところにある国の特別天然記念物です。
かつては美空ひばりが子供時代に「将来日本一の歌手になれますように」と願いをかけたことでも知られています。
大スギはまず八坂神社の境内にあります。 拝観料を払って神社に入ると・・・
どーんと首を真上にしないと見えないほど立派な杉が2本立っています。
根元の部分で2つに別れていることから夫婦杉とも呼ばれていて、北大スギ・南大スギとそれぞれ名づけられています。
南大スギの方がやや大きくて、推定樹齢3000年,高さ約60m,根回りが20mにも及び、日本一大きな杉の木と言われています。
一方で、北大スギも高さ約57m,根回り16.5mとこちらもかなり大きな杉です。
台風の多い高知の山奥で3000年耐え抜いた姿は確かにエネルギー溢れる姿ですが・・・
所々に補修の跡があって、かなり痛々しい姿なのが少し残念。 さすがに年月を考えれば致し方ない補修とはいえ、満身創痍な感じがしてちょっと心配です。
僕は見逃してしまいましたが美空ひばりの歌碑もあるそうなので、美空ひばりファンや巨木ファンとしてはオススメ。
そうでなければここだけを目的にしてバイクを走らせることも無いかな?と思います。
まぁ高知~大歩危の中間地点にあって、国道32号の道中はちょっと単調な区間が多いのでちょっとした寄り道として散策するにはいいと思います。
◆ 杉の大スギ ◆
案内:高知県長岡郡大豊町杉794番地 、国道32号沿いの道の駅「大杉」から案内板あり
料金:杉の保護費用代200円
バイク駐輪場:無料,四輪と共用
・八坂神社前が満車の場合は道の駅に駐車、徒歩10分
所要時間:約15分
【訪問時期:2013年5月/最終更新:2020年6月】