世界遺産だが、パッとせず。よほどのマニア向け?
ここは1858年に南部藩の企てにより大島高任を中心として建てた日本初の近代製鉄の高炉で、当時は水戸反射炉への柔鉄を供給する為に作られました。
その後明治2年に鋳造禁止令が布かれ、以降2年間大規模な密造が行われたものの発覚し、明治4年に廃座となりました。
しかし、この高炉跡は日本の重工業の先駆けの象徴として、今では国内外から多くの評価を得ています。
そして2015年に世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の1つとして、認定されました(他には長崎県の軍艦島や、山口県萩市&静岡県韮山町の反射炉や、福岡県の八幡製鉄所など)
第一高炉(すんません展示パネルの写真を写しただけです)
第三高炉
高炉跡はほとんど原形を留めてなく、台座と高炉下の部分が残っているだけです。 他の施設跡も基礎を残すのみで、ほとんど残っていません。
橋野高炉跡は遠野と釜石を結ぶ県道35号線近くにありますが、釜石自動車道(無料区間)が開通したことにより県道35号線の遠野~釜石の抜け道的な要素も終え、さらに行く機会が減少してしまいました。
ただ、僕が訪れたのは世界遺産認定前だったので、簡素な案内板のみの殺風景な感じだったんですが、現在は広めの駐車場やインフォメーションセンターが整備されたので、ビギナーにもある程度分かりやすく見学できるよう整備されているかもしれません。
・県道35号線沿い、「橋野高炉跡」への案内板あり。県道から約700m
料金:見学無料、インフォメーションセンターも入場無料
バイク駐輪場:無料,四輪と共用
見学時間:見学自由(ただし積雪時は見学困難)
※インフォメーションセンターは9:30~16:30/12月9日~3月31日まで冬季閉鎖
所要時間:約20分
HP:岩手観光ポータルサイト/橋野鋼鉄山
【訪問時期:2013年6月/最終更新:2020年12月】
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