とても日本とは思えないダイナミックな景色の連続!
磐梯吾妻スカイラインは福島市郊外の高湯温泉から猪苗代町の土湯峠を結ぶ県道70号線の約29㎞の区間です。
磐梯山や吾妻連峰周辺には磐梯吾妻レークラインや磐梯山ゴールドラインなど、ライダーに人気の道がいくつもありますが、その中でも磐梯吾妻スカイラインは他の周辺道路とは一線を画すほどの絶景が見られます。
正直、僕の中では全国の中でも一番感動した道が磐梯吾妻スカイラインでした。
なお、以前は二輪で通行料1000円ほど徴収していた有料道路でしたが、2013年より磐梯吾妻レークライン・磐梯山ゴールドラインと共に無料開放されています。 福島市側から行く場合、高湯温泉を抜けると本格的にワインディングロードとなってグングンと標高を挙げていきます。
この写真は福島市側の道中から。 はるか彼方の下界の景色が時折見えてきます。
また、福島側の道中に不動滝を望む展望台【地図】があります。 撮影時期は10月上旬頃、ちょうど周りの葉も色づいています。
しばらく登っていくと次第に大きな木々も無くなり、まるで外国の山の中を走っているかのような荒涼とした景色に一変します。 そんな景色のど真ん中に浄土平駐車場があります。 何もない山の中腹に建てられた浄土平駐車場。 道中唯一の有料駐車場ですがレストハウスやビジターセンターなどがある磐梯吾妻スカイラインのメインとなる観光施設なので、ここにバイクを停めて散策します。
駐車場のすぐ向かいにある台形の山が吾妻小富士。 磐梯吾妻スカイライン一番の展望スポットとなります。
序盤はしっかりした階段なのでともかく、途中から登山道っぽい簡素な階段が続いているので、ちょっとしたハイキング感覚? 10分ほどで吾妻小富士の山頂にたどり着きます。
吾妻小富士の山頂。 ポッカリと空いた超巨大な火口にビックリします。 直径はおよそ400m、自然の滅茶苦茶さが伝わってきます。
この吾妻小富士の外周をぐるっと回ることができます。 一周はおよそ1.5㎞ほど。僕は回ってはないですがおそらく1時間あれば回れると思います。
そんな浄土平の中を突っ切るように敷かれた磐梯吾妻スカイラインの道路。 本当にここは日本か⁉って思わせるほど豪快な景色と道に震えるほど感動したのを覚えてます。
あぁ、これだよこれ!一度走ってみたかった道は!って思わせる景色が見られます。 さすがツーリング雑誌でも毎回上位にランクインするほど有名な道なだけあります。
他にも浄土平駐車場に隣接しているビジターセンターから高原植物を観察できる散策道も整備されているので、時間があればそちらもじっくり散策するのもいいかも。
ただ、ここ数年は吾妻連峰の火山性ガス濃度や噴火警戒レベルが上がることが多く、長期間通行止めとなっている場合があります。
噴火警戒レベル2になると磐梯吾妻スカイラインの浄土平エリアは規制範囲になるので、通り抜けできなくなります。 訪れる場合は事前にチェックしてから行ってみましょう。
猪苗代側・・・国道115号旧道(県道30号線)を磐梯吾妻スカイライン方面へ
料金:通行無料
バイク駐輪場:浄土平駐車場のみ200円、二輪専用スペースあり
・他にもスカイライン道中にはいくつか駐車帯あり。無料,四輪と共用
該当距離:約28㎞(旧有料道路部分)
営業時間:通行自由、浄土平駐車場は夜間も開放されています
通行規制等:冬期閉鎖(11月中旬~4月上旬)、また路面凍結の恐れがある場合は夜間閉鎖
HP:福島市観光物産協会/磐梯吾妻スカイライン
参考HP:気象庁/吾妻山の火山活動の状況
【訪問時期:2010年~2017年に3回/最終更新:2021年3月】
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