お手頃価格で呼子のイカが食べられる
唐津市北部の旧・呼子町(よぶこちょう/現・唐津市)は漁港の町として栄え、名物の呼子のイカや日本三大朝市の1つと言われている「呼子朝市」で知られている町です。
ほぼ毎日、港近くの朝市通りの各商店前に品物を並べて朝市が開催されます。 並んでいるものは魚介類に限らず野菜類や果物、日用品など生活臭の漂うものも。 この朝市で名物の呼子のイカを売っているところもありました。
この日は平日だったからか露店の数は少なめ。 小さな漁港らしい賑わい・・・と言えばいいかもしれませんが、少し閑散とした様子でした。
とある鮮魚店の一角にイカの干物製造機を発見。 豪快に振り回されているイカたちの姿はちょっとシュール。
この朝市通りや周辺の商店ではイカのお造りを出す飲食店がたくさんあって、呼子のイカを味わうことが出来ますが、どこの店でも2000円以上がほとんどと、イカにしてはかなり強気なお値段設定。
そこで、もっとお手軽価格で呼子のイカが食べられる施設が朝市通りをずっと北に進んだところにあります。 呼子台場みなとプラザです。
ここでは食事処やお土産用の海産物直売所、さらに温泉入浴施設などがあって、道の駅のような観光客向けの施設になっています。
呼子のイカはケンサキイカという種類(現地ではヤリイカと言うが俗に言うヤリイカとは違う種類とのこと)で、日本海側では若狭湾以西特に九州西岸や五島周辺で獲れるのだとか。 同じくイカが名産の函館や八戸のスルメイカやヤリイカとは種類が違うようです。
そんな呼子のイカが直売所内の生け簀でたくさん泳いでいます。 この呼子のイカを購入するとその場で捌いて刺身にしてくれます。
そんな訳で早速注文 あっという間にお刺身状態にされたイカは、直売所外のBBQスペースで食べることが出来ます。
値段はグラム単位の為大きさによります。 今回は生け簀の中でもかなり小さめのをチョイスしたのでこれで700円前後だったかな?
箸で持ち上げるとビクンビクン動き出す切り身にちょっとビックリ。ゲソを食べようものなら吸盤が舌に張り付いてさらにビックリ(笑)
でも、活き作りならではのコリコリとした独特の食感がクセになります。 回転寿司のイカの様なネットリとした食感なんか一切無く、イカの概念が本当に変わるくらい絶品でした。
2000円以上する食事処のお造りのような華やかさはないですが、見た目なんぞ気にしないでいい人はここで食べるのが一番手っ取り早く呼子のイカを楽しめると思います。 たかがイカなんぞ・・・ってイメージが覆されるほどの絶品料理です。
案内:国道204号沿い、案内板が多くて朝市通りのゲートがあるので見つけやすいです。
呼子台場みなとプラザは呼子港沿いの港道をずっと北上した先にあります。
料金:朝市散策無料、呼子台場みなとプラザのイカ700~2000円程度
バイク駐輪場:不明。朝市通りの奥に朝市通り無料駐車場(地図)があるが二輪受け入れ不明。
呼子台場みなとプラザには駐車場あり、無料
営業時間:朝市7:30~12:00/定休日:元日
呼子台場みなとプラザ:9:00~18:00/定休日:年末年始
HP:呼子台場みなとプラザ
【訪問時期:2011年11月/最終更新:2019年6月】