【他/撮】 崇福寺 ★★★ 【長崎市】

九州・沖縄
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中華様式の寺院として国内最古

  崇福寺(そうふくじ)は寛永6年(1629年)に長崎と貿易をするために在留していた中国の福州人によって創建された中国様式のお寺です。
 創建から約400年にもなる崇福寺は国内最古の中国様式の寺院でもあります。 そのため非常に歴史的価値のある建築物が多く、2ヵ所が国宝に指定されています。

 その国宝の一つがこの第一峰門です。 ぺらっぺらな板のような門とは裏腹に、軒下の複雑に組み合わされた木の装飾は必見です。

 崇福寺と言えばこの写真、竜宮城のような山門(国指定重要文化財)の方が旅行雑誌の写真で良く見かける姿なので、こちらが国宝なのかと間違えそうですが、山門の次に現れるこの第一峰門が国宝に指定されています。

 第一峰門から見下ろした景色 長崎の市街地からほんの少し離れた静かな場所です。

第一峰門をくぐって中に入ります 写真左側の建物「大雄宝殿」がもう一つの国宝で1644年に建立された長崎で現存する最古の建築物だそうです。

 崇福寺の境内は割と狭い間隔にいくつもの建物が集まっていて、そのどれもが趣を感じる朱色の建築物で、まるで本当に中国に迷い込んだかのような感覚になります。

 こちらは境内のやや奥のほうにある媽祖堂(まそどう)に祀られている媽祖像 写真中央に鎮座されているのが媽祖像。 他の建物内にも関羽像などが祀られていますが、どれも非常に歴史を感じさせる彫刻で、良く見ると非常に怖い顔つきをしていてたじろいでしまいます。

他にも1682年の大飢饉の際に炊き出しを行ったとされる大釜や・・・

 ・・・よくわからない魚鼓があったりと、日本古来のお寺とは明らかに違う造りにかなり楽しめました。

 ちょっと残念だったのはここで御朱印を貰おうとしたけど、ここではやってないとの事。まぁやってないお寺は結構あるので珍しくは無いのですが。
 ⇒現在はプリントされたタイプの御朱印のみ提供されているそうです。

 長崎の観光エリアから少し離れているからか、ここまで来る観光客は少なめでゆっくり散策することが出来ました。

◆ 崇福寺 (そうふくじ)

住所:長崎県長崎市鍛冶屋町7-5 長崎電鉄「正覚寺下」が最寄

料金:参拝料300円
バイク駐輪場:三門の右側の坂道を登った所に10台程度の無料駐車場あり。バイクも大丈夫・・・だと思う

参拝時間:8:00~17:00
定休日:無休

所要時間:約40分

参考HP:長崎市観光ガイド/崇福寺

【訪問時期:2013年9月/最終更新:2019年7月】

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