雲仙普賢岳噴火の被災家屋をそのまま保存
道の駅「みずなし本陣ふかえ」は南島原市国道251号(下道の方)沿いにある、かなり大きな道の駅です。 通常の道の駅としての施設に加え、平成4年に発生した雲仙普賢岳噴火を記録した資料館や保存公園も併設されています。
道の駅施設にあったちょっと小高い展望台から朝日を望む 高さはそれほどではないですが、ちょっと遠くには島原湾の海が。 反対側は雲仙岳の全体を見渡すことが出来ます。
ちょっとまだ暗かったけども道の駅から見ると、ちょうど雲仙岳を正面から眺めているような堂々たる姿を見渡すことが出来ます。
また別の時期に撮影したもの(2007年8月撮影) 山の頭頂部がなんとも荒々しい雲仙岳の姿を、遠目に見ることが出来ます。
そして、道の駅の奥には平成4年の雲仙普賢岳噴火によって発生した土石流に巻き込まれた被災家屋がそのまま保存されています ちなみに、被災家屋保存公園と同じ場所に「火山学習館・大火砕流体験館」という資料館もありますが、朝早かったのでまだ開いてなく。
被災した家屋
ここは雲仙岳火口から5km以上離れている場所にも関わらず大量の土砂が押し寄せてきて3mもの土砂が町を覆いつくしました。 土石流はスピードが緩かった事もあって、家屋は倒壊することなくそのまま土砂に埋もれる様に被害に遭いました。
元々2階建てだった建物の1階部分がほぼすべて埋まってしまっていたり、
平屋の建物だと屋根だけがかろうじて残っている家屋も。 この保存公園には11棟の家屋(内1棟は移築)が当時の被害のまま保存されています。 当時の凄惨な状況が目に見えて伝わってくるのはかなりインパクトがあります。
これら被災家屋の保存公園は屋内保存家屋を除いて無料で24時間公開されているので、島原ツーリングでは休憩がてらふらっと散策できるので、ちょっと立ち寄って社会見学してみるといいでしょう。
案内:長崎県南島原市深江町丁6077 、国道251号(下道)沿い、バイパスの「がまだすロード」沿いではないので注意
料金:被災家屋見学無料、資料館内の一部施設のみ200円
バイク駐輪場:専用スペースは多分無い?ものの駐車場自体は広め。無料
見学時間:道の駅駐車場や被災家屋屋外展示エリアは24時間/その他施設は下記HPを参照
所要時間:約30分
HP:道の駅 みずなし本陣ふかえ公式HP
・九州の道の駅一覧/道の駅 みずなし本陣ふかえ
【訪問時期:2007年7月/2013年9月/最終更新:2019年7月】