【他/撮】　増上寺　★★★　【港区】

東京タワーを背景にそびえ立つ大規模な寺院

　増上寺は港区にある浄土宗のお寺で1393年創建の歴史があります。　歴代徳川将軍の菩提寺としても知られていて、歴代将軍15人のうち6人の徳川将軍の墓所が安置されています。

　また、立地が東京タワーのすぐ東側という事もあり、東京タワーを背景に鎮座する増上寺の姿が国内外からも有名な撮影スポットとなっています。　浅草寺や明治神宮など東京都心には著名な寺社仏閣はいくつかありますが、増上寺も広く知られている上に、ある意味東京で一番東京っぽい景色が見られるお寺なのかもしれません。

　増上寺の中門にあたる三介脱門（三門）は1621年建立されたもので、江戸時代当時のまま現在まで残る貴重な建築物の1つ。　国の重要文化財に指定されています。
　東京の一等地であるオフィス街のど真ん中にある巨大な三門の時点でかなりの存在感を示しています。

　境内は広いながらもシンプルな敷地で、三門を潜るとすぐ目の前にこれまた巨大な大殿があります。　大殿は第二次世界大戦で焼失した本堂の再建として1974年に建てられたもの。

　そして大殿のすぐそばには徳川家の歴代将軍の墓所が安置されていて、入場料がかかりますが墓所を見学することもできます。

　徳川将軍の墓所として有名なのは日光東照宮や静岡の久能山東照宮などが有名ですが、増上寺には二代将軍秀忠・六代将軍家宣・七代将軍家継・九大将軍家重・十二代将軍家慶・十四代将軍家茂の6人が葬られています。
　この鋳抜門の向こうに6名の徳川将軍墓所がありますが、ここから先は有料でして今回は時間も無かったので行かずじまいでした。

　都心の著名なお寺にもかかわらず個人的には微妙にアクセスが悪いイメージがあったので、2018年に初めて参拝してみましたが、これほど大規模な寺院が東京タワーのすぐ真下にあったとは思いもしなかったです。

　東京タワーとセットの増上寺の姿は確かに一見の価値のある撮影スポットなので、ぜひ参拝してみてほしい寺院の1つです。