鎌倉大仏で有名なお寺。 意外とコンパクトな参拝&見学スポット
鎌倉と言えばまず思い浮かぶものかもしれないのが、鎌倉大仏。 鎌倉大仏は鎌倉市内の主要観光エリアの1つ、長谷という地区にある浄土宗のお寺、高徳院に鎮座しています。
高徳院の境内は意外と狭く、鎌倉大仏を中心に寺務所や売店がある程度でほとんど鎌倉大仏を見るための施設と言った印象が強いです。
半面、無駄に(?)広い敷地を歩くわけではないので、有名スポットな割にサクッと見学できちゃうので最寄りの駐輪場から1時間以内での散策も十分可能です。 入館料を払い、ちょっと歩くとすぐに鎌倉大仏のお出まし。
鎌倉大仏は高さ(座長)は11.31mと奈良の東大寺大仏(約15m)よりは一回り小さいものの十分大きく、屋外に鎮座されているのも奈良とは違った印象ですね。
歴史としては1252年に鋳造が開始されたこと以外は、誰が作ったのか、いつ完成して現在の高徳院となる寺院が創建されたかなど不明な部分が多いです。
また、元々は奈良東大寺のように大仏を覆う大仏殿があったそうですが、台風や津波によって倒壊していて、1498年頃にはすでに大仏殿は無く露坐となったそうです。
ガイドブックなどで鎌倉大仏の正面写真は良く見ますが、後ろ姿は実際に来てみないと見れないもの。 奈良の大仏には無かったかな?背中に2つの窓が開いているのが特徴的ですね。
この窓は大仏を鋳造する際に内部に入れた土や型を取り出すための穴という役割を果たしていました。
また、鎌倉大仏は胎内拝観として50円の追加料金を払えば大仏の内部を見学することができます。
超巨大な牛久大仏はともかくとして、大仏の内部に入れる所ってそうそう無いかと思うので、これは見ておかねば! 内部は意外にも?ぽっかりと空洞となっていて、当時の鋳造の様子そのままなのか継ぎはぎの金銅の姿も確認出来て50円にしては結構見所があります。
頭の部分のイボイボの様子もわかりますし、背中の窓の光も入って意外と明るいです。 鋳造過程で空けていた背中の穴も現在は採光用の窓となっています。
そんな訳で一通り鎌倉大仏の周辺&胎内観覧が終わりましたが、高徳院の施設としては大仏と売店くらいで、寺らしい参拝所はさほどありません。 唯一、大仏のさらに奥に観月堂という、15世紀頃にソウルの王朝に建築された建物を移築したというお堂があります。
とはいえやはり鎌倉大仏がメインのお寺なので、奈良の大仏に次いで有名な大仏ということで1度は見ておくべきスポットかなと思います。
料金:拝観300円/大仏の胎内拝観50円
◆バイク駐輪場
高徳院入口手前、仁王門右側仁王門自転車50㏄原付に限り駐輪場あり、無料
・高徳院より徒歩約1分、大仏有料駐車場はバイク受け入れ可。
【1時間300円(土日祝400円)/以降30分毎料金の半額加算/9:00~17:00(夏期17:30)/全排気量可・若干台/地図】
拝観時間:4~9月…8:00~17:30
10月~3月…8:00~17:00
・入場は閉門15分前まで
・胎内拝観…8:00~16:30(通年/10分前最終入場)
HP:鎌倉大仏高徳院
【訪問時期:2017年10月/2022年4月/最終更新:2023年4月】
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