外輪山から阿蘇山を見渡す、阿蘇ツーリングのド定番スポット
大観峰(だいかんぼう)は阿蘇市北部の外輪山の最高地点にある展望台で、大観峰からみる阿蘇山の姿は観光雑誌やテレビなどでよく紹介される定番の場所で、阿蘇山を眺める王道の展望スポットになります。
大観峰のある外輪山は阿蘇山をぐるりと囲むカルデラ地形。 標高900mの山上にはだだっ広い草原とそれを貫く道路が続いていて、ここでしか味わえない景色が続いています。
そんな中にある大観峰は展望良し,観光にも良しのちょっとしたオアシスみたいなものです 大観峰駐車場にはお土産屋兼食堂の「阿蘇大観峯茶店」もあります。
ちなみにこのお土産屋横の露店で熊本名物の赤牛の串焼きがあったので試しに買ってみました赤牛の串焼き 400円
熊本の赤牛は全国のブランド牛に比べると赤身が多いのが特徴的。 ですが、赤身なのにとてもジューシーな肉汁が溢れてきて食べ応えがあります。
「和牛=霜降り」ってイメージがありますが、赤牛の肉はそれを覆すような美味さがあります。
そして、肝心の阿蘇の景色は駐車場近くの大観峰展望台から見られます。
外輪山の急斜面を下りる簡素な散策路があるので、少し降りてから見るとより広々とした景色を見られます。 ここから眺める阿蘇山の風景は非常に特徴的で、御釈迦様が仰向けに寝ているように見えることから「阿蘇の涅槃像(ねはんぞう)」と呼ばれています。
上の写真だと左側から顔(根子岳)~胸(高岳)~へそ(中岳)~ひざ(杵島岳・鳥帽子岳)と続いていて、確かに仰向けで寝ている人のようにも見えます。 初めてそれを知ったときには思わず「へぇー!?」と言ってしまうほど感動しました。
さて、大観峰の展望台は駐車場付近の展望台と、さらに奥に進んだところに山頂展望台があります。 展望台は売店から歩いて5分ほどで着きます。 施設の奥の方にあるので駐車場付近の展望だけ見て気づかないまま帰る人も多いかも。
展望台から見る阿蘇山の姿もバッチリ涅槃像の姿。 ただ、阿蘇山を眺めるだけなら駐車場から見るのとあまり変わらないかな? 阿蘇の涅槃像以上に感動したのはその帰りの外輪山の草原風景! 駐車場や売店などの施設から離れるのでより解放感ある大草原の世界を実感できます。
どっちかと言うと阿蘇山の景色よりも、この景色を見るために展望台まで歩く価値はありそうです。
外輪山の景色は素晴らしいものの、阿蘇山の景色自体は駐車場で見るのとさほど変わらないので、あまり時間が無ければパスしてもいいかも?
秋になると雲海が発生しやすくなるので雲海を観察するスポットとしても有名。 大観峰に立ち寄るライダーも非常に多く、阿蘇ツーリングの王道的スポットです。
案内:県道45号(ミルクロード)沿い。近くの国道212・県道12号の交差がちょっとややこしいので注意
料金:無料
バイク駐輪場:阿蘇大観峯茶店横にあり。無料/専用スペース若干あり
見学時間:阿蘇大観峯茶店は8:30~17:00
※上記時間以外は売店周辺の駐車場が閉鎖されますが、大観峰入り口付近駐車場の一部は24時間開放されているので、大観峰の景色はいつでも見られます。
所要時間:15~40分
【訪問時期:2009年~2017年に数回/最終更新:2019年8月】