四国~九州の最短航路。便数も比較的豊富!
国道九四フェリーは大分市の佐賀関港から愛媛県佐田岬の先端の町、三崎港までを結ぶ航路です。
似たような航路として九四オレンジフェリー(愛媛県八幡浜⇔大分県臼杵)や宇和島運輸フェリー(八幡浜⇔大分県別府or臼杵)などがあります。
三崎港までの道中である佐田岬半島が非常に長いのと佐賀関港と三崎港どちらも近場の都市から離れているので、それがめんどいならオレンジフェリーや宇和島運輸を利用するのも手ですが、国道九四フェリーの佐賀関~三崎航路が四国~九州の最短・最安航路です。
今回は佐賀関港から乗船しました。
どうやらこの航路は1便につきバイクが8台(→5台)までしか収容できないようなので、シーズン時には満車で乗れなくなってしまうことが多いそうです。
電話予約が各便5台まで対応可能なので、乗りたい便が確定しているなら早々に予約した方が無難です。
僕が乗ったのは、当時国道九四フェリーの中で最新の船舶で2016年に就航した「遊なぎ」です。
さすが就航したての船なのでとてもきれいで、カラフルな色づかいがいかにも最先端っぽいデザインの船内です。
コンセント付きのスタイリッシュなカウンター席や・・・
もちろん雑魚寝部屋もありました。 歴代船舶の中では雑魚寝部屋のスペースはやや狭く、座席6:雑魚寝4な感じな割合の席数でした。
展望デッキも他の短距離フェリーと比べて広々としていて、短距離用の小さな船舶ながらも設備がしっかり利用しやすくて、居心地も良くてかなり使い心地のいい船でした。
70分ほどの船旅を経て、細長ーい半島の愛媛県佐田岬のほとんど先端地点にある三崎港へ着きました。
愛媛県伊方町の三崎港に到着。
ここから四国最西端の佐田岬まで約15㎞(+展望台まで徒歩往復1時間)、松山方面や八幡浜市街に繋がる国道378号線との分岐までは国道197号線(佐田岬メロディーライン)を通って約35㎞です。 ちなみに佐田岬メロディーラインの道中はネズミ取り、白バイに注意。
以前は三崎港近辺はじゃこ天屋くらいしか無かったんですが、いつの間にやら立派な物産センターが出来ていました。
これなら三崎港でフェリー待ちしている時にも、退屈することなく立ち寄れそうな施設です。
ちなみに2011年にも愛媛県三崎港側から国道九四フェリーを利用したことがあり、その時は遥かぜという船に乗船しました。 2019年6月現在でも運行中の船ですが、平成14年就航と運行中の3隻の中で最も古い船舶です。
しかしながら、仮眠しやすい雑魚寝スペースはしっかり確保されつつ、展望用一般客室も自由に利用できて、70分の船旅ならば十分に楽しめる設備が整っていました。
もちろん展望デッキにも立ち寄れて、船旅の旅情を感じることが出来ました。 もう暗くなり架けでしたが(笑)
大分県側、愛媛県側ともに港までのアクセスにやや時間が掛かるのがデメリットですが、運行便数もそこそこ多く、料金も安いのが強み。 九州~四国のロングツーリングをするならかなり利用価値の高いフェリーです。
大分県大分市佐賀関750(佐賀関港)
◆参考料金(2022年7月時点)
旅客二等:1,090円
※旅客料金の他に別途二輪料金が必要
自転車:590円
125CC未満:1,310円
750CC未満:1,970円
750CC以上:2,630円
※乗船料金の他に別途「燃料油価格変動調整金」加算。下記HPを確認
航行時間:約70分
運行時刻:7:00台~23:00台の間に16往復(運行中は1時間1往復ペース)
・シーズン時臨時便あり
※乗船手続きは遅くとも出航30分前までには済ませてください。 予約していても出航30分前を過ぎるとキャンセル扱いになります。
HP:国道九四フェリー
備考:自転車・バイクは完全予約制となっており、前日23時までにインターネットにて予約が必要です。元々1便あたりバイク5台程度しか収容できない船舶の為、当日の予約、予約なしでの乗船は厳しいかと思われます。
【訪問時期:2011年10月/2017年9月/最終更新:2019年6月】
★Googleマップで各地点の地図を見る★
【 佐賀関港(大分県) ◆ 三崎港(愛媛県) 】