【撮/走】 碓氷峠と碓氷第三橋梁(めがね橋) ★★★★ 【安中市】

関東甲信越
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

かつての鉄道跡を巡るロマンあふれるルート

 碓氷峠は国道18号の群馬県安中市から長野県軽井沢町を結ぶ県境越えの峠道で、同区間には国道18号の下道及びバイパスの二路線体制、さらに付近には上信越道北陸新幹線も通っていて関東方面から軽井沢方面へ向かう際の交通の要衝ともいえる区間です。

 訪れたのは国道18号の非バイパスの方、かつての信越本線跡の面影が残る下道の区間となります。 碓氷峠区間の国道18号下道は二車線は保たれているものの、小刻みなカーブが続いていて10番台の二桁国道とは思えない峠道らしい峠道が続いています。

 そんな碓氷峠の区間で一際目につくのがこの碓氷第三橋梁(めがね橋)です。
 碓氷第三橋梁はかつてここを通っていた信越本線の橋梁跡で、全長91m、高さ31mのレンガ造りの橋梁としては国内最大規模を誇ります。
 坂道を登ることに長けた「アプト式」を取り入れた線路でしたが、1963年に電化された新線へ移行するため廃線となりました。

 現在は碓氷第三橋梁を含め、かつての信越本線の鉄道跡を散策できる「アプトの道」として開放されています。 碓氷第三橋梁付近からも橋の上まで行ける遊歩道が整備されていて、気軽に散策することができます。

 橋の上は砂利が敷かれた綺麗な遊歩道に。 まさかこんな険しい峠道の道中にこんな立派な散策コースがあるとは…

 橋から見下ろすとさっきまで走っていた碓氷峠のカーブが。 山深い峠道に突如こんな立派なレンガ橋脚があるんだからちょっとびっくり。

 そしてアプトの道のもう一つの特徴が、当時の様相そのままのレンガアーチのトンネルが断続的に続いていること。

 過度な装飾も控えめで当時の様子をイメージできるかのようなノスタルジックなトンネル内。 このようなレンガアーチトンネルが碓氷第三橋梁の前後から続いています。

 ただ、この「アプトの道」は全長約6㎞あるので全区間歩くのも、まして往復するのもちょい大変…。 なのでサクッと済ませたいなら、碓氷第三橋梁から散策するのがオススメでしょうか。
 なお僕は立ち寄ってないですが、横川駅近くには碓氷峠鉄道文化むらという、かつての信越本線を詳細に紹介した鉄道博物館があるので興味のある人はそちらも行くといいかも。

 そんなかつての鉄道跡を巡ることもできる、景色も良くてノスタルジックな雰囲気もあるオススメルートです。 さすがに休日は交通量も多いので走行時や駐車場の確保に注意が必要ですが、関東近郊ではなかなか味わえない廃線跡散策ルートです。

◆ 碓氷峠 碓氷第三橋梁(めがね橋) ◆
住所:群馬県安中市松井田町坂本
・国道18号碓氷峠(下道)沿い
料金:散策無料
バイク駐輪場:碓氷第三橋梁入口から約300m軽井沢方面へ離れた所に駐車場【地図】あり。無料/四輪と共用
・他にも碓氷峠の道中には小規模な駐車帯が点在していて、所々からアプトの道の散策ルートに合流することができます
見学時間:自由。ただし散策路やトンネル内の照明は18時消灯
所要時間:40分~全区間往復で3・4時間くらい?
HPググっとぐんま/碓氷峠(めがね橋)
【訪問時期:2015年9月/最終更新:2021年12月】
★Googleマップで【碓氷第三橋梁(めがね橋)】を見る★

◆【関東甲信越】の記事一覧へ戻る◆